なぜ人は楽に稼ごうとするのか〜スマホ脳を読んで
私たちホモ・サピエンスの脳は、男性がおよそ1400g、女性が1300gで、最もエネルギーを必要とする器官だ。
安静時、運動時に行き渡る臓器の血液分配の割合から見ても、脳に15%、心臓に5%は、確実に血液が供給されるようにできている。
成人の総消費エネルギーの2割、10代なら3割、新生児においては、5割を脳が占めていることを考えてみても、
脳で物事を考えることは、かなりのエネルギーを費やすことになるため、脳を使うということは、カロリーを必要とすることが理解できる。
大量のエネルギーを必要とする脳を抱え、狩猟採取民として生きていた祖先は、脳に大幅にエネルギーを費やすことができず、常に省エネを心掛けていたのだろう。
できるだけ、物事を単純に考え、脳に多くのエネルギーを必要としないように、これが起きたらこういう行動をすると、脳内で思考と行動の回路を繋げたのだ。
本日は、『スマホ脳〜アンデッシュ・ハンセン著』より、私たちの脳は、なぜ、楽に稼ごうとするのかを解説していこうと思います。
省エネをしたがる脳
当時と現代の大きな違いは、常にエネルギーとなる食物を得ることができないという部分だろう。
現代のようにスーパーに行けば、高カロリーのものがすぐに手に入る生活でもなく、毎日3食食べることができなかった時代。
何日も食べるものにありつけない日々の中、目の前にある不確かな報酬に目を向けさせ、行動させることの方を脳が優先させたのは、
脳に使うエネルギーを削り、単純に生き延びるための行動を促す必要があったからだとそう思います。
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