白黒つけずグレーを好む日本人
白か黒か、光か影か、裏か表か、私の頭の中ではっきりと物事を分け、ニュートラルに物事を見る思考の癖が存在するため、
良いことも、悪いことも、自分にとってマイナスな面を発生させそうな出来事を見極め、白黒つけるという行動や発言をして、周りの人をびっくりさせてしまうことがあります。
いつからだろう・・。
私ってこんなにドライな性格だったっけ?
離婚する前は、白黒つけることが怖くて、嫌な人から遠ざかることもできず、ずっと嫌なことをされていてもそばにいる『依存傾向』が強い人だったのに。
今は、ほんの少し、モヤっとしたら、その相手からすぐに離れ、自分を守る体制に入る。
それは、あらゆる人間関係もそうだし、出かけた場所や環境もそう・・。
それを最近、ある友人に、
「そんなに白黒はっきりさせなくても、グレーがあっても良いんじゃないか」と言われ、世の中にはグレーもあるんだよと、言われた時、
本当にグレーでいいの?という『なんでグレーを作るの?』という気持ちが湧いたので、本日は、日本人によくある『白黒つけない方が都合がいい』という点から、グレーを作りたがる日本人という内容でお伝えしていこうと思います。
グレーって都合が良くない?
過去、振り返ると、私もグレーを行き来していた自分だったなあと感じます。
①14年という歳月を共に過ごした主人の毎日の小言とモラハラを受けながら、それでも一緒にいるなら愛がないといけないと思いこませるグレーな私
②一緒に仕事してくれる人がいるだけでありがたいから、マウントをとる相手をなんとか受け止め優しくするグレーな私
③私が苦労して稼いだお金を、簡単に貸してと言い出す母親を許すグレーな私
全て、現実を見ないようにして、白黒つけることを拒んできた私がいたと、振り返ってそう思うと、
なぜ、こんなにグレーなままでいたのかが理解できます。
グレーがいいのは、「今の現実を変えなくて済む」からなのです。
これらのことをグレーではなく白黒つけるとしたら、
①モラハラする旦那のことを好きな人なんていない。自分を傷つける人とは別れを選択する
②いくら仕事を手伝ってくれるとしてもマウントし嫌な気分になってまで一緒に仕事したくないから辞めてもらう
③母親だからといって子供が稼いだお金を簡単に借りれると思ったら大間違い。そんな母親とは縁を切る
全て、白黒つけることにすると、この3人は、私にとって幸せを与えてくれる相手ではないため、『白』ではなく『黒』を選択することとなり、サヨナラしてしまわないと幸せになれないことになります。
でも、人間の潜在意識には、損失回避本能というものが存在するため、どれだけ嫌な人でも嫌な環境の職場でも、無意識に失うことを嫌がるという性質によって、手放すことができないという点があるのです。
その点、グレーはちょうどいい。
グレーは、白にも黒にもならないので、今のまま、何も失わず、現状維持を保ちながら生活する理由づけができます。
もし、私がグレーを選択していたなら、
①のまま、離婚もしていないし、②の相手ともうまく仕事をやっていて、③いやいや母親のいうことをきいていたかもしれない。
でも、これで、本当に幸せなの?
自分の幸せの足を引っ張っていることが、明確にわかっているのに、なぜ、失うことが嫌だからって、グレーのままで済ませられるの?
多くの人たちが、このグレーを行き来する癖を維持しているせいで、本当にやりたいことを見失っているのではないかと思うのです。
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