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hiragi
短歌とか短歌とか⁵
夜更ける 明日を何も気にせずにお菓子を食べる 元気になあれ
やめられない、とまらない、あのお菓子。
家を出てから初めて自分で買った。
どうしても、つらいことがあったのだ。どうしても、口にだけ優しいとわかっているような味で、味覚だけでも満たしたい夜だったのだ。
私はあのお菓子が大好きで、実家ではよく食べていた。だけど自分で買ったことはなくて、それはなぜかというと、母が好きでよく買ってきていて、それをもらっていたからなのだ。
なので、母の味と言っても過言ではない。母は怒るだろうが。
名の通り中毒性のある細長いお菓子を無心で食べる。
おいしいはずなのに、おいしいと感じられるような状況ではない。
でも、次第においしくなっていく。味わうようにして食べる。
おいしいよ、やっぱり止まらない。
たらたらと涙を流す代わりに無心でおやつをむさぼる日があってもいいでしょう。続かなければね。
やっぱりとまらないね、やめられないね。おいしいね。
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