感性の法則。
私の感性は、たとえばこんなことに反応する。
夏の夕暮れ、オレンジとブルーの無限のグラデーション。
その無限のグラデーションの、一つひとつの境目はどこにあるのか、私はいつも探している。
そして、彼がどこかで同じことを考えていたらいいのにな、といつも思う。
心の中でつぶやくだけ。
小さな雑貨屋さんに飾ってあるガラス細工のグラス。
焦げ茶色の木の棚に並べてあるその可愛い物体を思わず手に取ってしまう。
午後の穏やかな太陽光に透かしてみると、キラキラしてとても綺麗。
グラスの底に貼ってある値札をこっそり見てみたら、1800円。
ちょっと高いかな、と思いながら、何度も光に透かして、色んな角度から眺めてみる。
このグラスでオレンジジュースが飲みたい。思い切って買ってみた。
たぶんこれは、冷たくて美味しいオレンジジュースを飲むためのアートなんだと思う。
感性の法則。
私にはまだまだわからないことが多すぎて。
P.S. 写真使わせて頂きました。ありがとうございます。行ってみたいな、ここ。