Tomo

ことばと空気と光と空と。東京在住

Tomo

ことばと空気と光と空と。東京在住

マガジン

  • よちよち歩きの人類学的思考

    「専門家ではないが、初学者でもない。でもすべてを知っていると言うにはほど遠い。」、何者でもない僕が、「ちょっと人類学っぽい」視点から、身近な出来事やものごとをのびのび考えていきます。

  • いつでも言語学習者

    日々の言語学習に関するつぶやき

  • 創作

    物語。ときどき、妄想を綴ります。

  • エッセイ

    気づき、思考を綴ります。

  • 「スキ」のアルバム

    心動かされた記事を、思い出の写真のように、大事に丁寧に、綴じていきたいと思っています。 たまに開いて、ページを見返すと

最近の記事

暮らし

東京に確かに存在する。 ゆるい職場、タテではなくヨコの関係。柔らかな関わり。比較すればそう。羨ましく感じる。その存在を知るだけで私たちはきっと、安堵する。実家で入るこたつみたいに。田舎の狭い浴槽で暖まる冬の日の夜みたいに。声まで吸い込まれるような1月のあの夜空のように。どこか遠くの場所だけど、目の前にも存在するのを忘れないでいなきゃ。 僕は観察者でなきゃ。

    • いつものように長期休みに思うこと

      年末年始の休みに書きかけた文章に今夜書き足している。こんなことを書いて自分が何を求めているかもわからない。吐き出し系の散文なので注意されたい。 今回の年末年始も里帰りすることなく、一人で過ごす。いつものように。何も思わないでもない。正直、一言で表すことはできない。今は冷静に捉えられるようになったけれど、「そろそろ帰りたいけれど、面倒だから帰りたくない」、というような矛盾した気持ちだと思う。帰っても虚しくなるだけだから。帰りたいとは思わないけれど、街は懐かしいし、方言も懐かし

      • 仕事に目覚める

        11月から転職して新しい職場で働きはじめた。全く新しい業界への挑戦になる。 新たなビジネスで自分の力を発揮していきたいと、自ら選んだところではあるけれど、すぐにでも戦力にならねば、頑張らなければという焦る気持ちが強い。 大きな案件を任せてもらうので、とても有難いと思いつつ、責任の重さにもしっかりと実感がある。 頑張らなきゃ。けど無理はしない。けど頑張る。 仕事で毎日考えてわくわくする日々も楽しみ。

        • 街は春、出会いと別れはすぐそこに-よちよち歩きの人類学的思考1

          3月という月、私たちはそれに出会いと別れとを結びつける。 たしかに誰かが卒業したり旅立つし、それからしばらくすると、誰かが新たにやってくる。 日本語では、私たちは「出会い」と「別れ」という順番でこの時期を表す。僕は最近その意味を考えている。答えはわからない。 出会いと別れの季節、私たちは悲しくもなるし、また、新しい環境に期待して心躍らせたりもする。 こんなにも心が動く時期というのは私たちの社会においては他にはないと思う。 今夜は桜が綺麗で、写真を撮っている人がいた。

        マガジン

        • よちよち歩きの人類学的思考
          2本
        • いつでも言語学習者
          2本
        • 創作
          8本
        • エッセイ
          28本
        • 「スキ」のアルバム
          3本
        • 日常の断片。
          4本

        記事

          マガジン「よちよち歩きの人類学的思考(仮)」はじめる

          確かなものはまだ何も書けないけれど、何か書きたいので新しいマガジンを考えた。 人類学の専門家でもない、かと言って初学者でもない。そんな微妙な僕が、よちよちのびのび気楽なものを書いていく。そんなところ。 なんでも扱えると言われるような学問だけれど、だからこそ日々気づくことがあって楽しい。人類学の視点から考えることが日常にさえなっている気がするけど、そんな日常を改めて書き記していきたいと思う。 日々同じようなところを歩いて、その中で感じる差異、今自分にできることはむしろそん

          マガジン「よちよち歩きの人類学的思考(仮)」はじめる

          フランス語ー2022/3/22

          久しぶりにテキストを開いた。 カタカナで発音が書いてある。 講義を想定していない自習用の初心者向けテキストで、仕方ないかも知れないけれど、そのカタカナが目障りになる。 その点だけは、別のにすればよかったかなと後悔。 CDで音声を聴くと懐かしく感じる。基本的にフランス語の音の発声には慣れている。 まずは継続すること。

          フランス語ー2022/3/22

          言語学習の記録をはじめる

          言語学習を記録していこうと思う。 三日坊主になっている言語ばかりだけれど、日常的に学習するモチベーションとして、記録に残して人が見れる状態にしたい。自分のためであるのが第一だけれど、いつか誰かの参考になるものもあるかもしれない。 言語学習のスタイルも模索中。実践の中で身につけたい。

          言語学習の記録をはじめる

          日常のこと

          書けそうで書けない。とにかく思いつくままに書こうと思う。 良くも悪くも暮らしは安定している。暖かくなってきて、尚更気分も良い。 書くことができないのは、たぶん境界を越えていないことも関係している。いや、かなり大きい。 住む場所も生活スタイルも安定している。そして会う人も毎日ほとんど同じ。たとえば飲みに行って、予想外の人と話すこともない。考えてみると驚くほどない。 恐らく僕は最近、ほとんど変わらない暮らしの中で、少しでもノイズを感じ取ろうとしている。過去に経験した感情を

          日常のこと

          短い午睡を前に

          「この人と出会っていない人生もあったかも知れない」 『マチネの終わりに』(平野啓一郎著)はそんなことを僕にも想像させた。 ある出会いによって、未来だけでなく過去までもが変わってしまう、ということは人生でどれだけの数起こるのだろう。 人生の中でただ一度起こるだけでも、幸運なのではないかとすら思う。 この物語のせいなのか、それともあなたのせいなのか。そうと意識せずとも、寝てしまえば忘れ去られていくようなその冬の一日の中に、空白を見つけるとすぐに、「あなたと会っていなかった

          短い午睡を前に

          母の好きな歌

           今晩、懐かしい音楽を聴いていた。  それは母が好きな歌手の歌で、幼い頃、車でよく流れていた記憶がある。今改めて聴いてみても、僕もその歌手の歌がたまらなく好きだ。  それから、急に、母に電話“しなきゃな”と思った。それと同時に、過去の記憶も呼び起こされてきたような気がする。  たぶん重い。あまりに重い話になる。  いつか語ろうと思いながらも、簡単には語りたくなかった。そして、直接語れば、周囲の人は引くのではないかという恐れも多分抱いている。でもこの際、もう書いてしまお

          母の好きな歌

          生きること、人類学をやること。

          「どうして人類学をやりたいの?」 とある人類学者の方と話しているとき、こう問われた。 お話してみたかった方と話すことができる貴重な機会だったので、僕はただでさえ緊張していた。 その場では、咄嗟に考えながら、「自分が人類学をやる理由」をいくつか並べて見せるだけで、陳腐な答えを出すことしかできなかった。 僕が人類学をやる理由とは何だろう。 学部の時から触れたことのある学問ではあり、身近に人類学者も居たけれども、自分が人類学研究をやる理由をちゃんと突き詰めて考えたことが無か

          生きること、人類学をやること。

          つぶやきを。もう9月。仕事しんど。 書きたい欲と睡眠欲のせめぎあい。 何も考えずに寝ることが出来たら楽なのに。 自分の存在を気にかけてくれる人が居る限りは、生きていなきゃと思う。 いいえ、何があろうと生きていなきゃ。 たまに孤独で、少し社会が冷たく感じることもあるけれど。

          つぶやきを。もう9月。仕事しんど。 書きたい欲と睡眠欲のせめぎあい。 何も考えずに寝ることが出来たら楽なのに。 自分の存在を気にかけてくれる人が居る限りは、生きていなきゃと思う。 いいえ、何があろうと生きていなきゃ。 たまに孤独で、少し社会が冷たく感じることもあるけれど。

          たまには書こうっと。

          たまには書こうっと。

          痛み。

           「痛み」が僕の原動力なのだと思う。  小学校に通っていた頃、良い人ぶるなと言われたことがある。別に自分が物分かりの良い人間だと他人に思われたい訳ではない。それでも、誰かの痛みの存在を感じると、何かしなければならないと強く感じる。思えば、物心ついた頃からずっとそうだったような気もする。  言葉にされたものを元に、誰かの人生を想像して、僕は胸を痛めるのだと思う。あるいはそれは、その人がうまく言葉にできないものなのかもしれない。どうやったって僕にはまずは痛みを想像することしか

          痛み。

          人生を聞くことと語ること

          『断片的なものの社会学』から 華語版の『断片的なものの社会学』(岸政彦 著)を友人たちに紹介した。ちょうど最近、台湾で華語の翻訳版が出版されたのを知ったからだ。出版されるのを今か今かと待っていて、台湾のネット書店で見かけたときはタイトルと表紙を見て妙に感動した。今考えれば自分の著書でもないのに変な話だと思う。実はまだ読みかけで、全部は読んでいないにもかかわらず他人に勧める、というなんともいい加減な人間だと自分で思う。ただただ、台湾の友人たちと、あるいはこれから出会うであろうま

          人生を聞くことと語ること

          INFP(仲介者型)-性格診断やってみた

            今回は性格診断をやってみたので、その自分の結果と、ただ思うことを書くだけの記事になる。  上記の16Personalitesというサイトで、質問に答えると結果が出てくる。診断してみたところ、INFP=仲介者型という結果だった。自分としては意外な結果だったので驚いていた。  知らない方のために簡単に説明すると、INFPとは内向型 (Introverted)、直観型 (Intuitive)、感情型 (Feeling)、知覚型 (Perceiving) の頭文字から取られてい

          INFP(仲介者型)-性格診断やってみた