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一に人財、二に人財、三に人財。

今日もありがとうございます。パーソナルサポーターの山田です(^ ^)

99.7%。

日本の全企業数のうち、"中小企業" にあたる企業の割合とされます。どの統計データを参考にするかにもよりますが、中小企業庁のデータを参考にすれば、日本の中小企業は360万程度あると言われます。

大企業・大手企業だけでなく、日本を支える中小企業の中にも、素敵な会社がたくさんあります。

経営学者、教授、人を大切にする経営学会会長など様々な役割でご活躍されている坂本光司先生の書籍です。「現場で中小企業研究や、がんばる中小企業の支援をする」ことをモットーに訪問調査をした企業は日本全国、6000社を優に超えるそうです。

実際に現場に足を運び、様々な会社、様々な社長・社員をご自身の目で見られた結果、その中でも特に「大切にしたい」と感じる会社のお話は心に響くものばかりです。

◻︎会社には「五人に対する使命と責任がある」と考えています。

◻︎五人の一番目は、社員とその家族です。会社に所属している社員と、その社員を一生懸命支えている家族を幸せにすること。これが、社会の公器である会社が果たすべき、第一の使命です。

◻︎二番目は、いわゆる下請企業の社員とその家族です。つまり、自分の会社の仕事をやってくださっている人々です。それらの人々は、私にいわせると「社外社員」だからです。「制服が違うだけのわが社の社員」なのです。

◻︎三番目が顧客です。お客様に嫌われた会社に未来はないわけですから、顧客に対する使命と責任、つまり「お客様を幸せにする」使命と責任が会社にはあります

◻︎多くの経営学者や経営者から、「お客様が三番なんておかしい。お客様第一に決まっているじゃないか・・・」と言われます。しかし私はそれは違うと思います。というのは、市場を創造するのは誰かと考えると、その担い手は実は社員だからです。(中略)本来は、無から有を創るのが経営です。(中略)お客様がいなければ創ればいい。創ることが、会社の本当の使命なのです。創る人は誰かといえば社員です。自社への不平・不満・不信でいっぱいの社員では、感動とサービスを期待しているお客様に応えることなどできるはずがありません。

◻︎四番目は、地域社会、あるいは地域住民に対する使命と責任です。

◻︎五番目は、株主、出資者の幸せです。

◻︎経営がうまくいっていない会社の経営者にうかがうと「問題は内ではなく外にある」という方がほとんどです。

◻︎私は、企業経営に関しての問題の99.9パーセントは内、つまり会社の内部にあると考えています。環境や規模や業種ではありません。五人に対する使命と責任を果たそうという意識が欠けている会社が、うまくいかないのです。

◻︎私の経営学では「一に人財、二に人財、三に人財」で、あとは人間を幸せにするための道具にすぎないと考えています。「人・物・金」といいますが、物というのは設備や商品という名の道具です。お金だって、人間が経営活動するための道具にすぎません。つまり、不況を克服できる唯一の経営資源は「人財」しかありませんし、好況を持続させることのできる唯一の経営資源も「人財」なのです。

◻︎私が本書で紹介する「日本でいちばん大切にしたい会社」は、まさに、自分たちにしかできない仕事をしているオンリーワンの会社ばかりです。また、そのすべてが、物ではなく心を大切にしている会社です。

出典)坂本光司:日本でいちばん大切にしたい会社. あさ出版.

世の中には様々な話題や視点・切り口がありますが、どのような話にフォーカスを当てて自分に取り入れるかは自分で決めることができます。
「日本でいちばん大切にしたい会社」のお話に興味のある方に、ぜひおすすめです。

この記事を読んでくださるあなたにとって、心身ともに豊かな未来のために、何かのきっかけになれば嬉しいです。

今日も来ていただきありがとうございます。
人と人の心を大切に、活動を続けたいと思います。今年一年、ご縁をいただき記事をお読みくださった皆様、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。
それでは、いってらっしゃい(^ ^)

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