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求められたとおり、やってみる。

今日もありがとうございます(^ ^)

「自分探し」「自分らしさ」「自分の生きがい」「自己実現」。
現代では多くの「自分・自己」という言葉が見られ、たくさんの方が自分を "探して" います。
そんな現代において、もし、自分を "探す" のではなく、自分を "捨てる" ことで心から人生と仕事を楽しめる、と言われたらどう思われるでしょうか?

今回ご紹介するのはこちらです。

鈴木敏夫プロデューサーに師事し、『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『君たちはどう生きるか』などのプロデューサー補を担当された石井朋彦さんの書籍です。

世界からも評価されるジブリ作品を生み出す現場でのお話からは、著者の石井さんを通じて、その先の鈴木敏夫プロデューサーの言葉にも触れることができます。どれも、とても大切なお話だと感じました。

心に残った言葉をまとめたいと思います。

□いま現在、仕事や人生の壁にぶち当たっているかつてのぼくのような方々に、どうしても伝えたいことがあります。(中略)「自分を捨てる仕事術」以上に、心から人生と仕事を楽しむ方法はない、という確信です。

苦しいときほど「自分を捨てる」ことで救われる。自分のなかに、何にもないのに、自分のやり方にこだわるからこそ、苦しいのだ。

□よく鈴木さんは、「自分のことばかり考えている人が、鬱になるんだよ」と言っていました。自分のモチベーションとか、成功とか、自己実現とか、そういうものにこだわりすぎる人は、どんどん心が狭くなる、というのです。

□菅野さんとの出会いは、最初は自分のコンプレックスをふくらませる、とてもネガティブな出会いのように思いました。でも自分が持っていないものを持っている人が、いったいどのように仕事をしているかを「自分を捨てて真似」することにより、結果は劇的な形で返ってきたのです。

「学ぶ」の語源が「真似ぶ」であることは、よく知られています。教えてもらえることを待っているより、効率的に盗む方法を若い人が覚えたほうが、上司も自らの仕事に集中できますし、盗んでもらうからにはしっかりとがんばらなければなりません。

教わるにも、学ぶにも、真似するにも才能がいる。才能とは、常に素直でいることです。

□自分のままで相手に対するよりも、自分を捨てていったん相手になりきってみて、はじめて理解できることのほうが真実だったのです。

いったん、自分を空にして真似してみる。そのなかで、自分のなかに残るものだけを、「必要なもの」だと判断し、なじまなかったものはきっぱりと捨てる。

□他人が求めていない「自分がやりたい仕事」にこだわっても、成功する可能性はかぎりなく低い。(中略)「求められたとおり、やってみる」。これが、「自分を捨てる仕事術」の基本的な考え方なのです。

「自分が見られたい自分」よりも「人が見ている自分」が自分なのです。

□つまるところ、自分を捨てて残ったものーーー持って生まれた「核」で勝負するほうが何事もうまくいくのです、きっと。

出典)石井朋彦:自分を捨てる仕事術. WAVE出版.

「自分から離れる」からこそ、「自分の役割」が見えてくるのですね。

今日も来ていただきありがとうございます。
私も "素直さ" を大切に進みたいと思います。
それでは、素敵な一日をお過ごしください(^ ^)

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