人は自分が見えていない。
今日もありがとうございます。パーソナルサポーターの山田です(^ ^)
大久保寛治さんのこちらの書籍での一節です。
ご存知の方も多いと思いますが、大久保寛司さんは、日本IBMに入社され、CS担当として顧客重視の経営革新、企業の体質改善と仕組みづくり、社員の意識改革などに尽力された方です。現在も「人と経営研究所」所長としてご活躍されています。
私は、5年以上前に寛司さんの講演会に参加させて頂く機会があり、懇親会の席でもご一緒させていただきました。とても穏やかで、声や雰囲気を含めてとても素敵なお人柄に感動したことを覚えています。
講演会でも、ある男性会社員の例を挙げて話してくださいました。
その会社員の方が、会社で受けた自分の評価結果に対して「全く自分を正しく見ていない」と、受けた評価に対して不満があったそうです。家に帰って、奥さんにそのことを話ながら結果を見せた、と。
そして、奥さんに言われたのが、
「何これ、全部合ってるじゃない」
だそうです。
会場は盛り上がりました。それほど、人は自分が見えていないのですね。色々な企業や人を見られている方のお話ですので説得力があります。
大久保寛司さんの幾つもある金言の中でとても好きなフレーズがあります。書籍にも書かれていますが、それは、
『指を自分に』
です。
事あるごとにいつも自分の心の中に出てくる言葉です。
相手に指を向けて、相手を変えようとするのではなく、指は自分に向ける。
私が "トレーナー" ではなく "サポーター" という言葉を採用している理由でもあります。"自分を" トレーニングして、その力を活かして"人を" サポートする、という活動意志と合致した言葉が "サポーター" でした。
もちろん、トレーナーとして活躍されている方々も基本的に想いは同じだろうと思います。自分自身の感覚に合った言葉を選択した、ということですね。
いずれにしても、多くの人が「自分が見えていない」という指摘が本質だからこそ、人からの指摘を素直に受け止める力のある方は素敵な人なのですね。
今日も来ていただきありがとうございます。
自分を信じることと、人からの指摘を素直に受け止めること。この二つを大切にしたいですね。
それでは、いってらっしゃい(^ ^)