続・学習のすゝめ
ペルソナ富田です。
以前「学習のすゝめ」というタイトルで記事を書きましたが、その中に記載した「MBA研修 全12回」の講座が終わりを迎えようとしています。
(講師の方にも我々のカルチャーやキャラクターを認識してもらえて、馴染んできた段階なので終わってしまうことがかなり寂しいです…)
とはいえ、今回の講座開催中に入社したメンバーやこれから入社する人もいるので、第2クールも開催します。
聴講生としてこっそり参加する予定…
もうすぐ終了を迎えるため、今回はMBA研修を振り返ってみようと思います!
■MBA研修の概要
MBA研修の概要については佐野の記事で記載がありましたが、
一部抜粋すると、
というもので、前半は宿題も出ていたのでかなり脳みそに汗をかきました。座学だけでもなく、ケーススタディだけでもなく、かつ最新の政治経済情報にアップデートされたものを事例に取り入れていただいているので聞いたことないものだらけで非常に刺激的です。
ケースの回答もガンガン指名されるので、一瞬たりとも気が抜けない3時間×12回です。
以前の私の記事でも書いたのですが、「思わぬ副産物=皆の思考形式や考え方の癖などが見えて相互理解も深まる」といったこともあり、とにかく大変だけど楽しかったしタメになった、という感覚です。
■研修を通じて感じたこと
実は私富田は、以前起業していたことがあり、そのときに扱っていたテーマが組織開発でした。
具体的な商材は次期経営者や経営幹部向けに研修を提供し、その後は個社別に組織コンサルティングを行うものでした。
私自身提供者側だったこともあり、「研修が意義のあるものであったか」という効果測定をする難しさを痛感しているのですが、こと弊社の研修においては非常に有意義であったと言えます(まだ1回残ってますが…)。
その要因は3点。
先生の実力
受講生のスタンス
実務へ応用しやすいか否か
【先生の実力】
ちょっと評価的な表現で恐縮ですが、、、これは言わずもがな、とても素晴らしい先生でした。目的や意義の設計、コンテンツ、伝え方、緊張感のもたせ方、楽しませ方、どれをとっても常に集中していられて、満足度の高い研修を実施していただきました。
第2クールのこっそり参加も楽しみですし、また別の切り口でも色々お話しを伺いたいです。
【受講生のスタンス】
これはペルソナ株式会社の自慢になりますが(笑)、以前からお伝えしているように、みんな両面型のエージェント経験をしてきて、これまでで一定以上成果を挙げてきているメンバーが集っています。
だからこそ、「もう一、二段成長したい!」という欲求と「とはいえ何を学んだらいいのか…。毎日実務もあるし、家庭もあるし、ワーク&ライフしながらガッツリ学習って結構大変で…」という課題がありました。
(ちょうど育休×リスキリングという話で政府が炎上してましたね)
きっかけは代表佐野の「みなさん、やりますよ!」ではありますが、成長したい、もっといい仕事を顧客に提供したいという思いがあって研修に臨んでいるので、講座そのもののにしっかり向き合っていますし、どうやったら仕事に活かせるかという目線で学んでいるので、講座後にすぐにアウトプットして共有します。
(研修で学んだ◯◯を早速人事に話してみた、さっき先生が言ってた△△に関する記事が出ていたので候補者に送ってみた、クイズにしてみる!等)
もちろん学習のベースは一人でやるものではありますが、みんなで一体になって「隣の人の成長がみえる環境」で取り組むとより良いものになります。
【実務に応用しやすいか否か】
これも成功した要因として非常に大きいと感じました。
まずダイレクトに活きたところが「案件ヒアリング」「要件定義」といったシーンです。
紹介業あるあるで、「求人票をうめるヒアリング」をしちゃうコンサルタントがいると思います。ただ、いざ転職をするとなると、欲しい情報って求人票に載っていないことが多いです。
(もっといえば、そこがエージェントの価値かなと)
採用側も求人票に載せられないこともあるし、まだ自社でも明確にできていないことが多分にあります。
そのまだ言語化できない文脈、行間までを明らかにするためには、
「そもそもこの企業は何を目的に経営し、興した事業は何で、顧客に何を提供しているのか=経営戦略、マーケティング戦略」
を知り
「それらの運営はどのように行われていて=会計やファイナンス」
を知り
「これからどうなりたいから、どんな人を採用したいのか=ヒューマンリソース」
を知る必要があります。
今までなんとなく経験からわかってきたことも、体系立った知識を基礎とし、「論理的思考力」を用いて整理することで、本質・本音が見えてきます。
その本質・本音を伝えることで、具体的に候補者が「自分が経験してきたことで活かせそうなこと」の各論が見えてくる。入社後ミスマッチが減る。三方よし。といった感じです。
また、基本となる会社全体を把握する力が備わるので、扱ったことがない業種、職種に対しても構造的にスムーズに理解が進みます。
■紹介業あるある
この業界はビジネスモデル・収益構造的に、1件あたりの粗利がとにかく他業界と比べて高いため、どんな形であろうと1件の成約を生むことに心血を注ぎます。
また、組織構成的には比較的プロパーカルチャー、若手重視になっている紹介会社が業界シェアを締めています。
これが掛け合わさると、「行動量を追いかける」「画一的なKPIでモニタリングする」という状態になってしまいます。
当然1案件あたりにかける時間が減り、前述の「本質・本音」に辿り着く前にスカウト~案件紹介を始めてしまいます。
まずはやってみる→やってみたことを振り返る→やったことを学習を通じて体系化する→実践してみる
というサイクルに入る前にはマネジメントレイヤーにあがってしまって、体系立った知恵を持てていない故、また行動量を追いかけさせるという負の連鎖に陥ります。
■紹介業こそ、学びが必要
よく経営企画職や戦略コンサルタントの方がMBAを取得されていますが、企業の採用を担い、個人のキャリア転機を預かる紹介業こそが、学ぶ機会を積極的に導入しなくてはならない最たる業界かもしれません。
幹部向けにマネジメント研修や、選りすぐりの社員にMBAスクーリングさせる企業はありますが、全社員やったほうがいいと痛感しました。
そうすれば、もっともっといい業界、すごい業界になっていくと、今回の研修を通じて確信しました。
なんだか最後は怪しいの思想家みたいな発言になってしまいましたが(笑)
非常にポテンシャルを秘めた業界ありながら、一方で踊り場にきている気がしていますので、僭越ながら良かれと思って記事にしました。
■さいごに
佐野の記事でもありましたが、ペルソナではいわゆるビジネスに直結するMBA研修以外にも、コミュニケーション、ライティング、アートデザインといったところまで踏み込んで、様々な学習機会を設けていく予定です!
前代未聞の面白い仕掛けだらけになると思うので、興味がある方はお声がけください!
ペルソナ株式会社 富田
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