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【noteコンテスト】#はたらいて笑顔になれた瞬間

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2022年3月18日~4月17日まで開催の投稿コンテスト「#はたらいて笑顔になれた瞬間」についての投稿をご紹介するマガジンです。お手本クリエイターの方の記事などもご紹介していきま…
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#毎日note

#はたらいて笑顔になれた瞬間 の入賞作品に選んでいただきました!

3月にパーソルホールディングスとnoteがコラボして開催された「#はたらいて笑顔になれた瞬間」投稿コンテストで、合計1,926件の投稿の中から、入賞作品に選んでいただきました。 接客をするのもされるのもちょっと苦手な私が、学生時代に経験したアミューズメント施設でのアルバイト。 私はそこで一風変わった色々な体験をしながらも、その中で出会ったとあるおばあちゃんとの思い出を投稿させていただきました。 はたらいていて笑顔になれる瞬間というのは、たくさんあります。(はたらいてしょん

一期一会で終わらせたくなかったから

「工藤さんが違うところでも頑張るって言ってくれたこと、嬉しかった。 大変だろうけど、頑張ってね!またお邪魔しにいくからね」 そう電話で伝えてくれたお客様の言葉に、わたしは気づいたら涙を流していた。 働くことで辛くて涙を流すことはあると思っていたけど、嬉しくて涙を流すこともあるのだと。 このとき初めて知った。 わたしは今年で社会人7年目になる、 お菓子の販売員だ。 入社して配属になった店舗では5年半ほど勤めていた。 そのお客様とは新入社員のときに出逢った。 1年の中

「あなたが店員さんでよかったわ。ありがとう。」

大学時代にアルバイトをしていた場所は、なんというか、魑魅魍魎が集まるものすごい所だった。 そこは、ラウンドワンのようにビリヤードやダーツ、卓球、カラオケなんかができるのに加え、かなり古いものではあったがアーケードゲームなんかも設置されていて、ネット席と呼ばれるインターネットができるブースもあれば漫画も置いてあるという、いわゆる複合型アミューズメント施設というような場所だった。 そこで起こった出来事や、来店した摩訶不思議なお客さんの話はこれまでにも何度かここに書き記したことが

働くが、続かなかったわたしを、もう一度信じてくれた人。

長いよりは、どちらかというと短い方が好き。 長編より短編。 長いものを読むよりは、歌詞を読みたい。 文学が好きだったことも殆どないのに 文芸学科に入ってしまってどうしようかと 迷っていた。 思えばわたしは幼稚園の時から、ここは わたしがいる場所ではないという強い自覚 だけがあった。 場所を間違えましたと。 小中高とほとんど無欠席で通っていたけれど、 いつも所在なげに暮らして来たから、進学も 就職することもとても怖かった。 働かないで暮したい。 それ