ノラ子猫あずかり日記 3 (外飼いの猫小屋)
突然、ノラ子猫が物置きに乱入してきたが、話が急展開してこの猫達を、冬越し預かる事になった。
ノラ子猫達は、ワクチン接種と避妊手術のため、動物保護団体で一時預かっている形だ。
我が家には、もう12年になる高齢ネコが2匹いるが、そのうち1匹は、腎臓病治療の注射を毎日しながら暮らしている。
予想もしていなかった「子猫あずかり」に、我が家は大騒ぎになった。
「家の中には絶対に入れない」
「屋外は凍えて死んでしまう」
「軒下でいいじゃない」
「エサやりが寒くて出来ない」
「じゃあ物置きしかないね」
「物置きも走り周られると困る」
「寝床とエサ場を囲えば出来る」
こんな議論があって、子猫の寝床は物置きに用意して、エサやりはできるが、猫が飛び出さない方法を考える事にした。
ひらめいたのは、観葉植物の冬越し用の温室。
ネットで、ジッパーの扉が付いたプランター用のビニル温室を見つけた。
「これなら温かいし、エサやりの時だけ開けれるので、物置きを走り周らないね。」
使えそうなので注文。
猫小屋は、発泡スチロールを近所のスーパーで分けてもらって作る事にした。
もらってきた発泡スチロールは、高さが低いので、2個貼り合わせに決定。
ちょうど同じ大きさの蓋付き発泡スチロールを重ね合わせて、上の段の底部分をカッターを使って切り落とし。
下段発泡スチロールの上に、底を抜いた発泡スチロールを重ねて、梱包テープを使って上下を貼り合わせれば、2匹が入れる大きさの小屋本体が出来上がり。
そして入り口は、うどん丼の縁をマジックでなぞって丸い形で切出して、猫小屋が完成しました。
物置きにも冬の外気が入ってくるので、さらなる防寒対策として、断熱材を内側に追加する事にした。
発泡スチロール猫小屋の内側に合せて切出した段ボールに、100均で買ってきたアルミの断熱シートを貼り付け、小屋の内側に差し込んだ。
「きっと温かいよー完成〜」
猫小屋は出来上がった。
___ つづく ___