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傘の嫌な臭いの消し方!臭くなる原因と予防する方法
久しぶりに朝から雨!
傘立てから傘を出して開いてみると、なんだか嫌な臭い…
こんな経験のある方多いのではないでしょうか?
お気に入りの傘から嫌なにおいがしてしまったら、本当にガッカリしてしまいますよね。
もともとにおいなんてしなかった傘が臭くなってしまうのには原因があります。その原因と臭くさせないための予防法があるんですよ。
傘の嫌なにおいの消し方
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傘の嫌な臭いとひとくくりに言ってもその臭いには様々なものがありますし、
臭いのひどさにも段階があります。
そこで傘の嫌なにおいの消し方をにおいのレベル別にご紹介していきます。
●においレベル1
傘から少しだけにおいがする。
傘を使ってから1~2日後程度。
傘を使った後はすぐに乾かすことが理想的ですが、
忘れてしまったりで難しいこともありますよね。
まだ1~2日たっただけなら、晴れた日に傘を天日干しにするだけで
十分嫌なにおいを消すことができます。
傘を開いた状態で10~20分天日干しをし、その後1時間ほど陰干しします。
紫外線の強い時期などは長い時間日光に当ててしまうと
生地が傷んでしまうことがあるので、なるべく天日干しは短時間にしましょう。
●においレベル2
傘が生臭い。
傘を使ってから1~2週間程度。
上記の方法で大抵の傘の嫌な臭いはとれるのですが、
それでもにおいがとれないときは中性洗剤を使ってにおいを消す方法があります。
<準備するもの>
・中性洗剤
・タオルまたはスポンジ
<手順>
1、 中性洗剤を水で薄める。
2、 タオルまたはスポンジに染み込ませて傘の表面と裏面を優しく拭きます。
3、 ぬるめのお湯にしたシャワーで洗剤を洗い流します。
4、 乾くまで傘を開いて陰干しします。
傘の骨組み部分は金属なので先にタオルで水分を拭き取っておきます。
●においレベル3~MAX
傘からにおいがすごい。傘を使ってから一か月以上
最終手段です。
においがどうしても取れないときは、
消臭効果のある重曹水に傘を漬け置きしてにおいをとります。
<準備するもの>
・バケツや洗面器
・40℃位のお湯
・重曹(お湯1リットルに対して大さじ1杯)
・乾いたタオル
<手順>
1、 バケツや洗面器にお湯を入れてそこに重曹を入れて溶かす。
(重曹は水に溶けにくいので、お湯を使ってください。)
2、 重曹水の中に傘を入れて2時間ほど放置します。
3、 シャワーで洗い流し、金属部分の水分を乾いたタオルで拭き取った後、
乾くまで陰干しします。
※バケツに付け置きするこの方法は傘を小さくできる折り畳み傘向けです。
もし普通の傘で試してみたい場合は、中性洗剤のときと同じように、
タオルなどに重曹を浸して拭き取るようにしてください。
傘が臭くなる原因と予防する方法
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当たり前のことですが傘は雨にぬれないために使う道具です。
水に濡れただけなのに、いったいなぜあんなに臭くなってしまうのでしょうか?
実は洗濯物の部屋干しでよく発生する生乾き臭と同じで、
その原因は「雑菌」にあります。
雨が降って傘を使った後、つい濡れたまま放置してしまいますが、
雨水には空気中の排気ガスやほこり、黄砂・PM2.5など
様々な目には見えない汚れが含まれています。
それらの雑菌をエサにして繁殖して同時にあの嫌なにおいを発生させているのです。
傘がなぜ臭くなってしまう原因は傘で増殖してしまった雑菌のせいだ
ということはお分かりいただけたと思いますが、
出来れば大切な傘を臭くしてしまいたくはないですよね。
そのためにも予防が大切になってきます。
傘を臭くしないために大事なことは、濡れたまま放置しないということです。
濡れたまま、生乾きのままの状態が菌が一番増殖しやすいからです。
そのため、少し面倒と感じるかもしれませんが、傘を使い終わった後は
そのまま放置するのではなく、傘を閉じた状態で軽く雨水を振り落とし、
出来るだけ開いた状態で水気を蒸発出せます。
開いて乾かすのが難しい場合は、乾いたタオルなどで傘を拭いておくと
雑菌の繁殖をかなり防ぐことができます。
そして雨が上がったら、直射日光を避けて陰干しをして
傘から水分を飛ばしてしまいましょう。
乾いた状態になって初めて傘をたたんで傘立てに片づけるようにしましょう。
折り畳み傘も同様です。
折り畳み傘は生乾きのままたたんでカバンに入れてしまうと、
カバンの中に入っている他の荷物にまでにおいが移ってしまい
大惨事になりかねないので、特に注意してください。
まとめ
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傘からにおいがする原因が、洗濯物と同じ生乾きが原因
ということに驚かれた方もおられるかもしれません。
でも傘も洗濯ものも布がほとんどなのですから、
当然といえば当然なのかもしれませんね。
傘はコンビニではもちろん百均でも販売されていて、
臭くなれば捨てて新しいものを買うという人も多いかもしれませんが、
布製の傘をお手入れしながら長く使ってみるのもおススメです。
その時にこちらでご紹介したお手入れ方法をぜひ参考にされてみてください。