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マヨのなか
2021年9月19日 02:00
君が大丈夫だと言うから、あかりを全て消して独りだった。もう何度もこうやって朝を待っている。同じ朝日を見ようね、と言う眠れないフリが上手なきみ、朝を待つわたし。明け方射す光は、落ちた花弁に温度を与えるでしょうか。冷めきってしまう前に、もう、何度もこうやって朝を待っている。夜明けのオレンジで目を覚ました。最低な空の色。君は知らないままでいいよ。2020.8.31