サプリメントの「正体」
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
はやとくです。
前回の記事で、サプリメントの問題を考えさせられる患者さんとの出会いがあったとお話ししました。
サプリメントや健康食品と上手に付き合うためには正しい知識が必要です。
今回は「サプリメントの正体」ということで、『サプリメント・健康食品』と『医薬品』の違いを解説します。
ヘルスリテラシーを高めましょう。
▶日本のサプリメント事情
まずは、簡単に日本のサプリメント事情を解説します。
❏利用状況
約3割の人が毎日利用し、過去の利用経験を含めると約8割が利用したことがあるようです。さらに大人だけではなく、中高生や小学生から、乳児にも広がっています。
❏利用目的
主な利用目的は「健康の維持」「栄養成分の補給」「疲労回復」「ダイエット」「病気の予防」です。
少数ですが「病気の治療」を目的に利用している方もいます。
❏情報源と入手経路
利用する際の情報源は「広告」「家族や知人といった身近な人」「テレビや雑誌」です。
入手経路はお店以外では「ネット販売」や「通信販売」が増加しています。
▶医薬品との違い
サプリメントなどの健康食品は医薬品とは異なり病気の治療を目的とするものではありません。
あくまでバランスのとれた食事を摂ることができないときに、不足している栄養の補給や健康維持を目的で使うのがサプリメント・健康食品の正しい使い方です。
❏医薬品との違い
医薬品は…
■医薬品・医薬部外品
■必ず厳しい試験が行われる
■効果・副作用などデータがある
■定められた基準で品質管理も厳しい
■副作用などに対する救済制度がある
など
サプリメント・健康食品は…
■食品
■試験がない
(「トクホ」などは基準がある)
■効果・副作用などデータが乏しい
(なので効果効能を表示してはいけない)
■品質管理が独自の基準
(含有量がバラバラや粗悪品などもある)
■副作用などの不具合は自己責任
など
▶まとめ
今回はここまでにしましょう。
覚えておいて欲しいのは、サプリメントや健康食品は病気の治療が目的ではないということです。
簡単にいうと、医薬品は病気の人が使って、サプリメント・健康食品は健康な人が使います。
「飲んだ人のガンが消えた!」
「使ったらアトピーが治った!」
「飲んだら血圧が下がった!」
このように、あたかも「病気が治る」と思ってしまう売り込みや紹介をしているものは非常に危険です。その商品の目的が売ること(利益主義)であり、あなたの健康ではないかもしれません。
健康な人でも、医薬品を使っていない方でも、気になるサプリメントがあれば薬剤師などの専門家に相談しましょう。
「薬局に行かなくても相談できる薬剤師」では
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