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小5男子、苦悩と成長の瞬間〜『リハビリ』は突然に〜

引き続き毎日が日曜日生活を送っている私。

30代ステップワーママ。※休職中
小5の継子ボーイと旦那としくんと3人暮らし。

気がつけばハロウィンシーズン!
今年残り2ヶ月!
ボーイの運動会!

ボーイは9月末に骨折していたため練習には参加できなかったが、
ほぼ完治し、運動会5日前から体育の許可が下りた。

足繁く通っていたリハビリの成果である。

このリハビリに私と旦那としくんは悩まされていた。

診察はともかく、リハビリは20分超音波をあてるだけなのでボーイ1人で行けるはずだった。

受付で診察券を渡して、『リハビリです』と言えばいいだけ。

だがボーイにはその6文字が言えないというのだ。

恥ずかしいと。

は?
5年生にもなって親に言ってもらうほうが恥ずかしくない?

どうやら我が家のボーイはそうではないらしい。

受付のあとは名前を呼ばれ、リハビリを受け、診察カードを返してもらうだけなので、
親の役目は『リハビリです』を言ったら終了だった。

必然的に毎日が日曜日の私がその係になる。

片道15分ほど歩いて一緒に整形外科に行き、
受付を済ませ、私は即帰宅。
ボーイはリハビリ受けて帰宅。

めんどくせえええええ!!!
1人で行ってくれえええええ!!!

手を替え品を替え説得するもやはりダメだった。

最終的には、それも個性だねとコジコジみたいな領域に達した。

そして運動会前日にリハビリ、診察、テーピングで固定もしてもらい、準備万端!!!

ところが帰宅したボーイは元気がない。

むむむ?
38度???
発熱??!!

初めてだった。

正確には赤ちゃんから幼児期で発熱はあったろうが、
少なくとも私と家族になった小1以来、初めての発熱だった!

よくよく聞くと朝から頭痛があったらしい。

ボーイにとっては初めての風邪。

翌朝熱は下がっていたものの、動くと頭痛がして、少し気持ち悪いとのことで、運動会はお休みすることになった。


『一難去ってまた一難』

身を持って体感。

運動会に出られず悲しいというよりも、
これが具合が悪いということか…
という衝撃のほうが強かった様子で、
食べる以外の時間は大人しく部屋で寝ていた。

私がいつもイビリ倒している継子ボーイも、
風邪で弱っている姿を見るとかわいそうで
世の中の親御さんたちは子どもの体調不良の度にこんな風に心配しているのか、と私もまた身を持って体感したのだった。


そんなボーイも翌日にはケロッと元気になった。


そして今日もまたリハビリへ。

いつも通り診察券を差し出すボーイが、
少しカウンターに前のめりになっているのを私は見逃さなかった。

何かを言おうとしている。

私は何も言わずに見ている。

受付のお姉さんが「どうされましたか?」と聞く。

ボーイが蚊の鳴くような声で「リ…」と言った。

お姉さんも前のめりになってくれて2人してカウンター越しに近づいた。

「…リ、ハビリ。」


言えたあああああああ!!!!

「です」はないけど、4文字、言えた!!!

私は、声が小せえ!と指摘したくなるのをグッと堪え、
サムズアップをしてボーイを讃えた。

ボーイのタイミングで、ボーイの意思で、
たぶんボーイのなりたい姿に、一歩近づいた瞬間だった。


もう、1人でリハビリ行けるらしい。

えらいね。

でももう今週で完治なんだ。


明日で最後のリハビリ、1人で行ってきてくれぃ!

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