【医学部勉強シリーズ】薬の作用機序【薬理学:総論第3回】
みなさんこんにちは!今回は薬の作用機序についてまとめました。医学部の講義の雰囲気を感じていただければ幸いです!
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はじめに
PD (薬力学)では薬が生体にどう影響与えるかを研究する。つまり薬が作用部位においてどんな作用機序でどのような作用を生体に及ぼすかを扱う。総論第2回で扱った薬物動態学では4つの式を用いて生体が薬にどう影響与えるかについて考えてきた。薬物動態学と薬力学では薬と生体のどちらが作用を与えるかが異なるので注意すること。
薬力学の学習目標
薬の多様な作用点を理解するために、大部分の薬の標的となる「受容体」に焦点を当てて理解を深める。
受容体理論を理解する。受容体の占拠の度合いと作用は必ずしも比例関係ではないことを理解する。同じ受容体に異なるアゴニストが作用すると効力が違うことを理解する。
アゴニスト、パーシャルアゴニスト、アンタゴニスト、インバースアゴニスト(ネガティブアゴニスト)を理解する。
ヒトの生体内(インビボ)での薬の用量反応と試験管内(インビトロ)での薬の容量反応を比較する。患者群での係数的な薬の容量反応とも比較する。
治療効果と毒性発現を記述する曲線を理解し、治療係数を同定する。
薬力学の学習項目
学習項目は以下の9項目である。
薬の作用点
薬の受容体
薬と受容体の相互作用(容量反応関係)
Model Building
構造活性相関
情報伝達型
ヒトにおける用量反応関係
薬の毒性
薬の命名
薬の作用点
以下のように分類されている。
細胞外
物理化学的作用
化学的作用
酵素作用
細胞内または細胞表面上
非特異的な細胞膜との作用
特異的な受容体に作用(受容体に作用、酵素に作用、イオンチャネルに作用)
上記のうち、特異的な受容体に作用するパターンが最も重要である。 またその中でも受容体に作用するパターンが最も重要である。
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