【バレエと学校の両立】勉強時間がない
受験する目標校が決まったので、そこに合格すべく勉強を開始。
ただ、難関校ではないとはいえ、この時点での娘に、ノー勉で合格するほどの実力はないことは明らかだった。
娘の実力は、田舎の公立小学校で言えば「クラスではそこそこ」。
通知表でいうとオール5ではない。4もちらほら。
授業にはついていけているし、むしろ「優等生」ではあるが、飛び抜けた成績でもなければ、神童なんて言葉からもほど遠い。
でも、これもまだマシなのは、年長くらいから始めた「朝5分のミニ学習」のおかげだと思う。
私が朝ごはんを作っている間の5分間だけ、
音読
漢字
100マス計算
こんな感じの簡単なクイズ感覚の学習をどれかひとつやる習慣を続けていた。
これは、「寝ぼけている間に、いかに子供に勉強をおしつけられていると思わせずに、知らない間にこつこつ地頭よくならないかな作戦」によるものだった。
5分学習が終わったら、そのご褒美として30分間のアニメタイム!
「ハイジ」「赤毛のアン」といった世界名作劇場を1話見られる上に、朝ごはんが待っているのだ。
(ちなみに、当時はTUTAYAで毎週レンタルしていた笑)
余談だけど、後から「小学校時代、勉強させられてる感がなかった」と息子も娘も話していたことで、この作戦の成功を確信した。
でもまあ、この方法で培ったのは「基礎学力」だけ。
進学塾のテストなんて受けたら、井の中の蛙状態でボコボコに打ちのめされるのが目に見えていた。
だから、ここからが本番だ。
私立受験のちょっと難しい問題を解けるようにしなければならない。
「週に1回でもバレエを休んで塾に通ったほうがいいのでは?」とも思ったが、
娘は頑なに拒否。「バレエは絶対休みたくない!」と。
仕方ないので、母娘で一緒に家で頑張ることにした。
ただし、まず最初に決めたのは、
夜は11:00には寝る!
というか、むしろ「夜は勉強しないもの」と諦めることにした。
睡眠時間を削るのは絶対にNGだ。
どちらかというと、思うように成績が上がらずに、焦り出すのは母親の私の方が可能性が高い。そのときに取り乱さず、健康第一、無理と無理やりはさせないことを肝に命じておかなければ。
問題はここだ。
バレエのレッスンは、
平日は21:30帰宅
土曜日は朝9時から夕方4時までレッスン+リハーサルがあると夜まで
日曜日も朝9時から昼12時までレッスン+リハーサルで夜まで
……これ、勉強する時間どこにあるんだ?
レッスンから帰って10時、そこから勉強したら夜中12時を回る。
でも、バレエで留学を目指すなら背を伸ばす必要がある。
睡眠不足なんてもってのほかだ。
正直、不安しかなかった。