【目指せバレエ留学】次に立ちはだかるのは中学進学問題 2
娘が小5の時点で、私立中学への進学を視野に入れるべきか、少し考え始めた頃の話。
この頃、特に気にしていたのは、子どもたちの睡眠時間の確保だった。
中3で受験生の兄も、ピアノと勉強に追われ、寝る時間がどうしても夜11時を過ぎることが多かった。
夫も私も「中学生で健康を疎かにしてまで優先すべきものは何もない」と考えていたが、現実はなかなか厳しい。
さらに問題は、娘のバレエに関する体格のことだ。
バレエで留学を目指すなら、ある程度の身長が欲しい。
ところが娘はあまり背が高い方ではなく、小5の時点で140cmくらい。
ただ、両親の身長を考えると、遺伝的には160cmくらいまでは伸びるだろうと見込んでいた。
だが、そのためには栄養と睡眠は欠かせないのであった。
そこで、中高一貫の私立に進むことのメリットが急浮上した。
私立なら、学校の授業をしっかり受けるだけで高校進学が可能だから、塾に通う必要がない。
さらに、娘の通うバレエ教室は駅近にあり、電車通学なら学校帰りにそのままレッスンに直行できる。
こうして時間のゆとりも生まれる。
■公立中進学の場合
週5〜6回のバレエ+塾
帰宅後に勉強が増え、高校受験は必須
通学時間:片道徒歩15分
学校から帰宅後、バレエ教室へ(母送迎)
睡眠時間:少ない
学費:無
塾代:必要
■中高一貫私立進学の場合
週6〜7回のバレエ+軽めの定期テスト勉強
高校受験なし、塾不要
通学時間:片道電車20分ほど
下校後そのままバレエ教室へ直行
睡眠時間:多い
学費:高い
塾代:不要
ところが、それとは別に、我が家には大問題が控えていた。
中3の兄の第一志望は国公立の高校だったが、もし落ちた場合、兄は「音楽の学校に行く」と決めていた。
その音楽の学校は私立。しかも学費は普通の私立より高め。
つまり、こういうことだ。
もし兄が私立に進んだ場合、兄のピアノ+妹のバレエ+私立中学2人分の学費が発生する。
これ、なんとかなるのか?
恐ろしすぎる…。
我が家の家計、大丈夫なのだろうか?
いや、当然大丈夫じゃない(苦笑)
そして、ここで皆さんお気づきだろうか。
この時点で、娘は小5。
私立中学受験を考え始めるには、完全に出遅れている。