【FileMakerを知る①】FileMakerのサービスって?使い始めるには?
FileMakerのサービスやライセンスって、たくさんあって少し複雑・・・。ということで、4回にわたってFileMakerのサービスやライセンスについてご紹介していきたいと思います(長い・・)!!
今回は、「① FileMaker製品って何があるの?使い始めるには?」と題し、主にFileMakerに関するサービスの種類や特徴についてご紹介します。
FileMakerの主な種類
Claris FileMakerでは2022年6月現在、【FileMaker Pro・FileMaker Server・FileMaker Cloud・FileMaker Go・FileMaker WebDirect・Claris Conect※】などのサービスが提供されています。
※Claris Conectの説明は今回省略します
これらのサービスのうち、アプリの”開発”ができるのは「FileMaker Pro」のみです。では他のサービスは何なのでしょうか?以下をご覧ください。
つまり、「FileMaker Cloud」や「FileMaker server」は、作成したカスタムAppを複数人や他デバイスに”共有するため”のもので、「FileMaker GO」はiPad、iPhoneから、「FileMaker WebDirect」はWebブラウザやアンドロイド端末から、開発したアプリへ”アクセスし利用するため”のサービスです。
用途別に表すと以下の通り。
例えば、FileMakerでつくったシステムを業務に使用しようとするときに、「iPadやiPhoneで使いたい~!」という場合は、業務で使用するAppleデバイスに「FileMaker Go」をダウンロードして、「FileMaker ServerまたはCloud」で共有することで使用できるってわけですね。
では、実際これらのサービスはどうやって使えるのでしょうか?
FileMakerを始めるにはライセンス取得をするところから
「FileMaker Pro」でアプリ開発をはじめるには、「シングルライセンス」またはFileMaker Serverを利用する「ボリュームライセンス」、FileMaker Cloudを利用する「FileMaker Cloud」のいずれかを購入・契約する必要があります。
シングルライセンスは、「FileMaker Pro」を使用するためのライセンスで、個人でも企業でも誰でも利用することができます。パッケージまたはダウンロード版で販売されており、Apple Storeやヨドバシカメラなどの家電量販店でも販売されています。
最低購入数も1本単位で好きなだけ購入することができますよ。
ただし、このシングルライセンスでは、FileMaker SeverやFileMaker Cloud、FileMaker Goなどのサービスを使用することができません。つまり、複数人や複数デバイス間でデータ共有・利用するという、FileMakerのメリットを最大限に享受することができないのです。
複数人で利用・共有するためには、企業・団体・教育・NPO ユーザ向けに提供されている「ボリュームライセンス」または「FileMaker Cloud」のどちらかのライセンスプランに登録する必要があります。
なお、含まれるサービスと対象の違いは以下の通り。
シングルライセンス以外の2つは、FileMaker Serverを使用するか、FileMaker Cloudを使用するかの違いです。
では、それぞれの違いはなんでしょう・・・。
次回、この2つのサーバーの違いについて、詳しく解説していきます!!
▼次回の記事はこちら▼
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