子供とお金『お金がすべて、ではない』
私たちは、お金を無視して生きていくことは、ほぼできません。
けれど、人生はお金だけじゃないことも、多くの人は知っています。
子供のお金教育では、このことも同時に教える必要があるのではと、気づきました。
世の中には、お金では買えないものもあること。
たとえば、命。
病気になる確率を下げることはできても、不老不死にはなれません。
たとえば、友だち。
「金の切れ目が縁の切れ目」という人にならないよう、子供たちに伝えなければと思います。
そして、家族。
親や兄弟は、お金では買えません。
お金では買えない大切な存在であることを、子供たちに知ってもらいたいと思います。
同時に、自分自身も家族にとって大切な存在であることを、感じて欲しいと思います。
そのための親の責任は、果てしなく大きいです。
江戸時代の思想家、二宮尊徳の言葉があります。
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」
ただお金のことだけを子供たちに伝えるのは、「道徳なき経済」に繋がるかもしれません。
お金さえあれば。お金がすべて。
子供たちに、こんなお金教育をしたいと思っている親はいないはずです。
けれど、お金を無視した綺麗ごとだけ並べるのは「経済なき道徳」でもあります。
以前にボランティアについて書きました。
まさに、「経済なき道徳」です。
本当に困っている人たちや生き物たちに手を差し伸べたいならば、お金との付き合い方も、上手である必要があるのです。
これからの子供のお金教育で必要なこと。
すでに江戸時代に語られていたのですね。
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」
これからの私を支えてくれる言葉になりそうです。
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