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これから社会人になる若者がどんな組織で働きたいのか話し合ってみた!

こんにちは!
「People Trees」×「onegift」による、「大学生起業家と人事のプロが、人や組織に関する話題について話してみよう」という企画です。
今回は東野さんが書いたキャリコネニュースの記事ではなく、少し別の話題を取り上げたいと思います。

今回取り上げる話題は、「どんな組織で働きたいか?」です。
具体的に以下の2つの組織があった場合、どちらの組織で働きたいでしょうか?

・自由と責任がセットになった組織
・ルールが明確にあり、言われたことをしっかりとやっていく組織

前者は、目標ややることをそれぞれ自分で設定し、自由と責任がセットになっていて、責任が重いですが果たせば自由という考えを持った組織。
一方後者は、上から与えられた目標をしっかりとこなすことが求められる組織。
これら2つのどちらの組織で働きたいのか考えて話し合ってみました。
ぜひみなさんも一緒に考えながら読んでみてください!!

はっきりと分かれる意見

梶塚:早速今回の話題「どんな組織で働きたいか?」について話し合っていきたいのですが、井上くんはどちらの組織で働きたいと思いますか?

井上:僕はどちらかと言うと、前者の組織に行きたいです。あくまでもその組織が目指すべき場所に向かうことが前提として、責任はあるものの目指し方は自由という働き方の方が好きです。

梶塚:意見が同じになってしまうのですが、僕もこの2つの組織があった場合、前者のような会社で働きたいです。ただ僕は、前提として「評価される基準」が明確であることと、縛るためのルールではなく皆がそれぞれの目標を達成するために「共通認識のようなルール」は定めた方が良いかなって思っています。

井上:条件付きみたいな感じですが、2人とも根本的な意見は同じですね。

梶塚:では、なぜそれぞれ前者を選んだのか理由を深堀してみましょう。
まず僕は色々な理由がありますが、とりあえず後者の方がブラック企業が多そうだなと思いました笑 上から目標が降りてきてそれを達成できないと詰められるみたいな。毎日ノルマに追われる日々というイメージがあったので後者は嫌だなと思いました。

井上:僕は、前者の方がその会社を辞めたとしても、どこに行ってもやっていけそうな気がしたので前者を選びました。後者の場合その会社のルールに従って言われたことをこなすので、仕事に対してかなり「受け身」になってしまう気がします。対して前者は常に自分で考えて目標を決め、そこから逆算して行動する必要があります。その結果、自分で考える癖が自然と身に付くと思ったので、僕は前者で働きたいです。

梶塚:この能力はどこに行っても大事になりそうですね。後者でもある程度は身に付くとは思いますが、やはり前者の方が日頃から考えている時間は多そうです。

井上:最初のうちはどうやって自分で目標を決めれば良いのか分からなくても、すでにいる周りの先輩、目標とする先輩を1つの基準として決めていけば良いと思います。

梶塚:それぞれがより高い目標設定を定めることで、みんなで切磋琢磨でき、結果的に組織として成長できそうですね。それぞれの成果が何かしらの数字として明確に表れれば、より効果が期待できるはずです。

井上:また、違う観点から考えると前者の方がマネジメントする人も成長できる気がします。

梶塚:それはどういうことですか?

井上:後者の方は、単に与えられた目標が達成できていなかったら指導すれば良いので、ある程度どの人に対しても同じフィードバックになるような気がして、前者と比べてマネジメントが楽だと思います。

梶塚:たしかに、すでに数字目標が明確にある場合、できてるかできていないか一目瞭然ですからフィードバックしやすそうですね。

井上:対して前者の場合は、それぞれ違った目標を立てて行動をしているので、そもそも「目標設定が間違っているのか」、それとも「目標達成に向けた行動の仕方に問題があるのか」を分析する必要があります。その結果、マネジメントする人も成長するのではと思っています。

梶塚:そう考えると、上手くいけばすごく良いサイクルで個人だけでなく組織として成長できそうですね。


梶塚:けどそうは言っても、やはり後者のような組織で働きたいと思っている人の方が多い気がします。上からの目標があまりにキツイ設定だったら厳しいけど、やっぱりやることが明確に決まっている方が楽だと思います。今回たまたま僕たち2人の意見は同じでしたが、結構若者の意見としては二極化すると思います。

井上:たしかに僕もそう思います。なんでこのように考えが分かれるのか考えてみましょう。

分かれ道が起こるのは教育システムが関係してる!?

梶塚:どうしてこの分かれ道が起こるのか、僕は少し大袈裟かもしれませんが、これまでどういった人生を歩んできたのかが関わってくるのではと個人的には思います。例えば、「良い学校に進学しなさい」「塾に行きなさい」など、これまでなんとなく親や周りの人の言う通りに過ごしてきた人も多いと思います。そういった場合、とりあえずやることを与えてもらい、それをこなすことが普通という考えを持っているのではないでしょうか?

井上:少し似ているのですが、18歳くらいまでのシステムが影響していると考えています。高校受験や大学受験など、みんな共通したタスクに向けて行動させられている気がしませんか? 結果良い学校に入るために勉強だけさせられて、良い大学に入ったものの、入ってみたらやりたいことが見つからない人が多い印象を受けます。その状態で前者のような会社に入ったとしても、「別に目標とかやりたいことがない」といったことが発生すると思います。

梶塚:そうなると、そういった人たちは上からやるべきことを与えられて、それをこなす方が良いという考えになりそうですね。

井上:結果、18歳あたりまでのシステムの影響で「やりたいことがない人」がいるから分かれ道が起きると思います。


今回は、「どんな組織で働きたいか?」について話し合ってみました。
僕たち2人の意見は「自由と責任がセットになった組織」でしたが、みなさんはどちらの組織で働きたいとお考えでしょうか?
ぜひみなさんの意見をFacebookやnoteのコメントでお聞かせください!

教えて東野さん

毎回記事の最後に東野さんに向けて質問を設けています!
質問に対する答えはFacebookの方で東野さんが投稿してくれるので、ぜひチェックしてみてくださいね!!
では、今回の質問はこちらです!

・東野さんは今回取り上げた2つの組織があった場合どちらの組織で働きたいですか?
・東野さんはなぜ意見の分かれ道が起きると思いますか?

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
ぜひFacebookの方で「いいね!」や「シェア」をよろしくお願いします!!
では、次回もお楽しみに!


====People Trees合同会社====
~関西発、世界に向けた人と組織領域の変革支援~
人事領域で活躍する現役プロフェッショナル達が、人・組織領域における経営者及び個人支援を通じて、世界に志と活力の溢れる人・組織・会社を増やすことに貢献していきたいという想いから2019年6月に設立。現役プロフェッショナルの知見と経験を生かして、人事制度構築、採用、HRテクノロジーの活用・導入支援、人事のグローバル化等の幅広い人事課題を、企画から実行までハンズオンでご支援します。
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