新事業が「スピードアップ」する理由は、お金や人より、好奇心だった!『ピートラ』Vol.23
あけましておめでとうございます。
飛躍の年と言われる「卯年」の2023年初の『ピートラ』を書かせていただきますのは、はじめまして、「イノベ乗組員ましもん」です。ピープル株式会社の新事業開発部に所属しています。
自己紹介~なぜ「イノベ乗組員」として参加したか?
私は、ピープルに入社して約20年、ずっと企画をやってきました。
その間、育休を4回とって子どもが4人います。復帰のたびに毎回企画担当カテゴリーが変わったので、おかげでピープルの商品カテゴリーすべてを担当できました。ピープルの企画しか知りません、でも、ピープルの企画については専門です!
現在は、既存カテゴリーではなく、新事業開発部に属し、チームリーダーとして、試行錯誤する毎日です。
ピープルの変革の想いがつづられるこの『ピートラ』の読み手であった私が、『ピートラ』を書いてみたいと思ったのは、『ピートラ』を読んだ社外の人から共感の声を直接いただいたり、ピープルについてもっと知りたい!という行動を起こしてくれる人と身近に接したことがきっかけです。
ピープルの商品とは関係ない、組織変革の試行錯誤プロセスがピープルを知ってもらうだけでなく好意を持ってもらえるきっかけになるなんてすごい!
新事業は事業化されるまでの道のりが長く、その後の成功率も一般的には千三つと言われています。もちろん成功を目指して邁進しているのですが、ピープルの変革の最中、新事業を進めるプロセス・想いをここに少しずつ残すことでも、ピープルに興味を持ってもらえる布石になればなあと思っています。
イノベーションとは?選択と集中に悩んだ2年間
「機ちょーまさと」さんが代表になってすぐ新事業を募った時、新しいことが大好きな自分は自分にできること、を考えました。
ただそんなすぐにイノベーションを思いつくわけもなく、まずは、子どもに一番近く誰よりも子どものことをわかっている育休ママ達と子どもたちのためのイノベーションを考える場を作りたい!ピープルの企画の体験の場を作るのは自分のキャリアを活かしてできることだ!それ自体を新事業にしてしまおう!・・・と
「育休innovation's」を立ち上げました。
2年間で出会った200名以上のママ達と考えたアイデアは、1000を超え、プロトタイプまで進んだものも20を超え、どんどんイノベーションの種となるアイデアは出てきました!
ユーザーが考えているのでニーズはあるし新規性もある、だからこそどれも実現したい!・・・イノベーションの成功のためにはリソース集中が鉄則と分かりつつ、何を選択して集中すべきかの判断ができず、判断を先延ばしにして、いくつか並行してリソース分散でチャンスを追いかけていました。ありがたいことにお金も使って自由にトライさせていただいていました。
ただ、そうなると当然ですがかけられる時間=思い入れは分散し、ママ達の想いがつまったイノベーションの種の原石が、ピープルで自分が実現するとなった途端、想いの輝きが薄まった状態で中途半端に進んでいっているのではないか?という停滞感に悩んでいました。
2022年 好奇心ドリブンで新事業再スタート!
そんなタイミングで、去年2022年、ピープル全社員参加の「パーパス会議」(詳しくはvol.3)があり、決まったパーパスによって、悩みがシンプルに解決されたのです。
パーパスによって、ポジティブに今までやってきたことを手放し、新たな新事業に集中することを決意できた理由は、自分にとって、パーパス「子どもの好奇心」という拠り所ができたことで、「自分の好奇心」も素直に解放できるものとなったからです。
ママ達と過ごした時間・たくさんのイノベーションの種があったからこそ、自分が集中したいものを決めることができたとも思っています。
新事業実現の道のりは長いトライ&エラーが続くからこそ、エネルギーを絶やさずスピード感を持って進めていくには、「自分の好奇心」が原動力となることが、何より大事なことだったと今思っています。
「好奇心」は人間だけがもつ欲求で、充足されると「ドーパミン」が脳内に放出されるそう。そして、イノベーションは好奇心なくては進められない。子どもは好奇心に溢れている!
もちろん、今も悩みは多々ありますが、基本楽しい!上記3つがそろった仕事=好奇心ドリブンで子どもの好奇心事業を模索できることは、まさに最高に幸せなことなのだろうと思います!(多分、仕事しながらドーパミンがいっぱい出ているはず、、)
2023年 好奇心が飛躍する年に!
卯年の2023年、2022年に身軽になったからこそ、ウサギのように跳ねまわって、自分自身の好奇心も飛躍できた!と思える年にしたいです。それこそが、新事業加速につながるはず!
そのための具体的な目標を最後に。。
上記の実践報告は、来月また、「イノベ乗組員ましもん」が書かせていただきます!
最後に、2023年も、ピープル株式会社、そして『ピートラ』をどうぞよろしくお願いします。
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