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日常のデッサン

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日がなぼーっと過ごしている私の日常のデッサン。エッセイ。
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#コラム

いつか、お寿司ケーキで生まれてきたことをお祝いしよう

いつか、お寿司ケーキで生まれてきたことをお祝いしよう

 はじめてお呼ばれした誕生会は、親友のゆうこちゃんの誕生会だった。

 当時の私は小学校1年生。ゆうこちゃんは明るくて頭が良くて、内気な私にとってのあこがれだった。ゆうこちゃんのお姉ちゃんと合同で開かれたそのお誕生会に、お呼ばれしたのは同級生では私だけで、それはとても誇らしかった。
 母といっしょに誕生日プレゼントを選び、緊張と期待で当日を迎えた。ゆうこちゃんのお姉ちゃんは何人もお友達を呼んでいて

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本当にひとりの時間には、なにもしたくないんだ

本当にひとりの時間には、なにもしたくないんだ

たまーに、こころの底から湧き上がってくるみたいに「ひとりになりたい」と思う。

それは苦しくて切実で「だれともいたくいない、なにもしたくない、ひとりになりたい、どこか、どこかへ」って波。

べつに何があったわけでもないし、日々うまくやってるにもかかわらず、だ。
それなりにがんばっているけど、がんばりすぎということはなく。
ひとりの時間は十分だって思えるくらい確保できていると思うし。
わずらわしい人

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「ほんとはお金を払いたい。それで何か、すごく良いものを得たい」

「ほんとはお金を払いたい。それで何か、すごく良いものを得たい」

今年得た考え方のひとつ。

「みんなお金を払いたがっている」んじゃないか??

その日、わたしはららぽーとという大型商業施設のなかを歩いていた。

安いものなんて、まったくもって探していなくて。
いつもはがっちり締めていた財布の紐がゆるゆるで。

むしろ、思いっきりお金を払いたい。
高くてもいい。
自分が変わるような、劇的に変われるような「何か」がほしい。

そんなことを思いながら。

とってもと

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手帳の余白ページが好き。特に年末は。

手帳の余白ページが好き。特に年末は。

自分が手帳を選ぶポイントのひとつに、「余白の量」がある。

どちらかといえば多いほうがいい。
でも、それで手帳自体が重くなるのはいただけない。

余白ページとして独立したページがある手帳が好き。罫線はあってもいいし、なくてもいい。

「ノート的なページ」。
たぶん、使わない人はまったく使わないページだと思う。
私もそこにしょっちゅう書き込むわけじゃない。思いついたことをいちいちそこに書き留めていた

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