出会った頃の僕
この家に来た頃の僕
名前は呼ぶ人で違った
生まれた家から離れて
新しい飼い主に出会った
生まれた時は電車が走る音が聞こえる家だった
カーペットの上で兄弟たちと遊んでいた
お母さんは子育てに忙しく
いつも僕たちの前では寝ていた気がする
その頃の記憶は少しだけ
まもなく新しい家族に引き取られた
他に猫はいなくて
遊んでくれるのは新しい飼い主
いつもスマホで撮影したり
音楽を聴いたりしてる
食事はキャットフードで
たまにチュールがもらえる
マンション住まいだから
他の猫に会うことはない
朝から飼い主は出かけて
夕方に帰ってくる
昼間は自由な時間なんだけど
TVを見る訳でもなく
外の景色を少しだけ見て
ひたすら寝てる
大好きなのはティシュペーパーの箱
紙を引き出して空いた箱に潜り込む
周りはティッシュの山だけど
僕しかいないから気にしない
楽しみは自分で見つけるしかない
それがペット人生なんだろうか
獲物を探す訳ではないし
たまに爪研ぎで叱られるけど
今日も昨日と同じ時間が過ぎる
悩まないことにしてるけど
早く休日が来て
沢山遊んでくれないかと
今日の僕はお願いしてます
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