文フリで自分を見つめた話

今日も起きれました。

昨日の疲れが尾を引いていてなかなか起きれない朝。でも今日は起きなきゃいけません。

さて、今日は文学フリマ東京38に参加してきました。
エッセイと短編集の2冊の新刊に、エッセイ・短文集・短編集の既刊を3冊。
ついに在庫が増えすぎてキャリーケースに入らなくなったので、よく見る台車みたいなひもで固定できるやつに段ボールを二つ積んで出発です。

路上でひっくり返しました。


アスファルトに転がる段ボール。
数メートル歩いてこれじゃぁだめじゃん……。
宅配搬入にしろよ……。

このままだと絶対に流通センターにたどり着かないので家に運び、紐でグルグルに巻いてから出発しました。

予定より30分ほど遅れましたが、無事に到着し設営。
昨日運命の出会いを果たした、えびてんうさぎさんの『海老名天蔵』とともに流通センター最後の文学フリマをスタートしました。

フォロワー様含め、たくさんの人が来てくれました。
ずっと来てくれている常連さん、足を止めて見てくれる人、差し入れをくださる人……いろんな人がいました。
お手紙や誕生日プレゼントもいただき、正直喜びが止まりませんでした!

名刺を貰ってくれたり、少しお話してくださったり、天蔵を撫でてくださったり、それだけでもすごく嬉しかったです。

目の前のサークルにすごい行列ができたときも「すごいんだなぁ」とぽやんとした気持ちばかりが浮かびました。昔だったら嫉妬でくるっていたと思いますが、随分と丸くなったというか、自信がなくなったというか、そんなことを実感しながら座っていました。

でも来てくれる人達が「ください」と言ってくれて、受け取ってくれるのは本当に嬉しかったし、いろんなサークルさんを回って、お話できたのも嬉しかったです。
今日は正直コンセプトガチガチのコーデを組んでいたので『そのシャツいいですね!』と言われるたびにえへえへしてしまいました。

正直、思ったより本は売れたと思います。
勿論一作目より少なく刷ったのもあるでしょうし、小説からエッセイへ変更した配置の問題もあるでしょうし。前回エッセイを作ったときより宣伝も頑張ったつもりです。
でも目の前にできる行列を眺めたり、次々と訪れる他サークルの和気あいあいとした雰囲気を見ながら(こんなんでいいのかなぁ)と思いました。
「エッセイは小説に比べて個人が出るから、自分自身のカリスマ性とかアイドル性が必要なのかもね」なんて話してぼんやりとスマホを眺めていたとき、こちらの記事を読みました。

帰る電車の中で小さな悲鳴が出て、涙が止まりませんでした。
まさかこんなふうに思ってくれている人がいるなんて思いもしなかった。
確かに一番最初のお客様はまっすぐに私のサークルに来て、エッセイを2冊購入していかれました。周りがわいわいとしてほんの少し(まぁ別に売れなくてもいいか……)なんて思っていたときでした。
こんなふうに思ってくれている人がいることが本当に本当に嬉しいと同時に、必要なんてないのかもなんて思ってしまった自分が恥ずかしくなりました。もう少し自信を持ってもいいのかなって、反省しました。
私の作った本に魅力を感じ、直接来て買いたい、と思ってくれる人がいることがどれだけ幸福か、めちゃくちゃに噛み締めました。
本当にありがとうございました。

勿論、これからも私は100%自分のために書き続けますが、今後も読んでくれる人がいるってことをけして忘れないようにしたいです。

今回はとても楽しくて、とても考えさせられる文学フリマでした。

秋も出ます。
もっと魅力的な本を作れるようにめちゃくちゃ頑張ります。
またビッグサイトで会いましょう!

そんな感じです
それではおやすみなさい

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