成金夫妻の贅沢生活から転落した借金まみれストーリー
『金持ちの人間の気持ちを味わいたくないならもう死人だ』
デヴィット・シーゲルというアメリカの大富豪の言葉です。
デヴィット・シーゲルは貧乏な家庭に産まれましたが、一代で不動産業が成功し大富豪となりベルサイユ宮殿を模した自宅を作りますがその制作途中にリーマンショックで事業が潰れ、1,200億の負債を抱えた人物です。
※Magnolia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズより引用
不動産業で大ヒット
デヴィットはディズニーが後のディズニーワールドとなる広大な土地を買い上げていたことを知り、不動産に興味を持ち近郊の32万平方mのオレンジ畑を購入します。
1980年頃、リゾート開発業者から土地を買い取りたいという話を持ちかけられたことをキッカケに自らも参加しリゾートマンション経営に乗り出し成功します。
妻ジャッキーは31歳年下
妻であるジャッキーはデヴィットより31歳年下でした。
元ミセス・フロリダで日焼けした小麦色の肌にはボトックス注射とレーザー治療を施しています。
※Magnolia Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズより引用
成金家族の生活ぶり
シーゲル家には7人の子供と養女にした姪に加え、ボディガード1人、料理人1人、ベビーシッター5人を含む17人以上が暮らしていました。
◆シーゲル夫妻-2人
◆子供-7人
◆養女にした姪-1人
◆ボディガード-1人
◆料理人-1人
◆ベビーシッター-5人
キッチンは11個ありそのうち1つは寿司用
デヴィットはフランスのベルサイユ宮殿に強い憧れを抱いていたので、ベルサイユ宮殿を真似た家にすることにして、家の名前も「ベルサイユ」に決めました。
ホワイトハウス2個分の敷地にある本宅にはバスルームが17ヵ所あり、
一家はそこから8km余り離れたところに、さらに新しい家を建てました。
家族は移動手段としてセグウェイを使用していたそうです。
規格外の生活ぶりが豪華なので映画化される
映画化された『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落 (2012)』はシーゲル家の華やかな宮殿作りの過程を追うドキュメンタリーでしたが、2008年のリーマンショックで多額の負債を作ってしまった転落人生のドキュメンタリーに変わってしまいました。
※総工費100億円を越える大豪邸にはこんな施設ができました。
◆15個の寝室
◆プール6個
◆映画館2つ
◆ボーリング場
◆ゲームセンター
◆屋内ローラースケート場
◆野球場
◆岩の洞窟
◆25メートルの滝
もうよくわからんが、家族は絶対幸せだろうな(笑)
最後に
デヴィットはラスベガスの新リゾートをオープンさせたタイミングでリーマンショックの影響を受け本業と新事業の失敗を重ね負債は1,200億となってしまいました。
そんなデヴィットですが『富への渇望こそが行動の原動力だ』とも語っています。
貧乏な家庭に産まれ、一代で財を成した彼は家族を過ごすことを大切にしていたのだと思います。
お金がないと豊かな生活ができないのは確かです。
『金持ちの人間の気持ちを味わいたくないならもう死人だ』という言葉は耳が痛いですが偽りなく本音で話しているであろう人間臭さと家族への愛情はとても参考になると思います。
よろしければアナタも映画『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落 (2012)』を見てはいかがでしょうか?