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ペンギン酒店の働き方
鹿児島市の騎射場で居酒屋『ペンギン酒店』を夫婦でやっています。ちなみにペンギン酒店は、こんなお店です。
2019年3月に開店。2020年3月からコロナに見舞われましたが、2021年3月現在ではみなさまに助けていただきながら、売上も利益も前年を超えはじめています。
土日祝日の昼飲み営業をはじめて、僕ら夫婦もその分の労働時間は増えていますが、なんとか週休2日のままでやっていけています。40代の体力だとしあわせに働き続けるためには週休2日が必要です。
お店自体は水曜のみ休んでいて、木曜日は僕ら夫婦がおやすみ。
独立を目指している社員のようちゃんがスタッフと一緒にお店を営業してくれています。
ようちゃんは水曜と、あとは家族と休みを合わせられるように日曜日を休みにしています。
ペンギン酒店の週間スケジュールはこんな感じです。
月曜日 16:00〜22:00
火曜日 16:00〜22:00
水曜日 お店おやすみ
木曜日 16:00〜22:00 僕ら夫婦はおやすみ
金曜日 16:00〜22:00
土曜日 12:00〜22:00
日曜日 12:00〜21:00 ようちゃんはおやすみ
ペンギン酒店の事業計画書の創業動機のはじめに僕らが書いたのは
飲食店でしあわせに働き続けられるかたちを目指すということ。
長時間労働、休みなし、低収入。
そんな飲食店のイメージをくつがえす。
飲食店で働く人だけでなくその家族も疲弊する働き方からの脱却。
飲食の楽しさややりがいはそのままに、生きてるしあわせを実感できる。
家族との時間も収入も十分に得られる働き方の創造。
ひとつ言いたいのは決して長時間働くことを否定しているわけではありません。本人が望んでそうすること(武者修行のようなもの)は全然いいと思っています。
僕ら夫婦には4歳と0歳の息子たちがいまして、仕事のある日のスケジュールはだいたいこんな感じです。
7:30 起床、みんなで朝ごはん
9:00 夫が保育園に送ってそのままお店の買出し
12:00 夫婦でランチ
15:00 お店に出勤
16:00 開店
19:00 妻が保育園お迎え、お店で晩ごはん
20:00 妻と子供たち帰宅
21:30 妻が子供たち寝かしつけ
22:00 閉店
24:00 夫、スタッフとまかない食べてから帰宅
2:00 夫婦で就寝
☆帰宅時間や就寝時間をあと1時間早めたいところではあります。
時短するポイントは仕込みの時間と営業時間です。
僕らは開店時間1時間前にお店に入ります。
掃除をしてお店を整えたら仕込みをしながら開店します。
また、そもそも仕込みが少なくなるようにメニューを組み立てています。
どうしてもハードな仕込みが必要なメニューは諦めるか、効率的に仕込みが出来るように工夫してから導入することにしています。
また、メニューの根本にある考え方として『餅は餅屋』ということわざがあります。昔いっしょに働いていたシェフが美味しいバニラアイスを仕入れた時に言っていた言葉
「アイスのことばっかり考えてる人より、美味しいアイスは作れない」
この考え方がけっこう好きで、僕らは「美味しいものを作る」ことよりも「美味しいものを探し出す」ことをがんばるようにしています。
ペンギン酒店のメニューは僕らが教えてもらったり、探し出したりした美味しいものであふれている状態が理想です。もちろん素材から手作りするものもありますが、あくまで僕らの出来る範囲で無理はしないようにしています。
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