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テイクアウトとデリバリーに110円のリユース容器を使う理由

鹿児島市の騎射場で居酒屋『ペンギン酒店』を夫婦でやっています。ちなみにペンギン酒店は、こんなお店です。

ここでは、ぼくらがテイクアウトとデリバリーに使っているリユース容器のことについて書いていきます。

ぼくらが使っているテイクアウト容器

2020年4月から、ペンギン酒店ではテイクアウトをはじめました。

当時はフードだけでなく、期間限定でお酒のテイクアウトもはじまっていて、ペンギンより左の容器はお酒用として準備したものです。このあと、仕入先の酒屋さんが用意してくれた詰め替え用の一合ビンに変更しました。

料理を盛りつけるとこんな感じになります。

この容器、ぼくらはSeriaで大量注文していますが、DAISOにも同じものが置いてあります。なので1個110円です。使い捨て容器だとおしゃれで高いものでもだいたい50円いかないくらいです。本体だけでなくふたも電子レンジ対応ですが密閉性が低いので、料理を入れたらマスキングテープで固定するか、ラップを巻いてもれを防いでいます。

あと、汁物にも対応できるこんなラップもあります。今年の冬はテイクアウトできるポトフとか作ってみようかなと思っています。

あとこういうのも楽しいなーと考え中。タイの屋台でよく見るヤツ。

目指したのは、おそば屋さんのせいろやお寿司屋さんのすし桶(おけ)

ぼくたちは夫婦で飲食店をやっているのですが、お昼ごはんはほとんどが外食かテイクアウトを利用しています。テイクアウトは便利なのですが、どうしてもゴミが出ちゃいます。お店側からしても、容器代とかおはしとかおしぼりとか、わずかなんですけど経費が確実にかさみます。おはしやおしぼりは使わないのでなるべく断るんですけど、容器を持っていくというところまではなかなか出来ない...

ということを考えていた時にふと「おそば屋さんやお寿司屋さんの出前」のことが頭をよぎりました。出前って、昔は持ってきてもらった器を洗って玄関先に出しておけば、いつのまにか回収しに来てくれてたんですよね。そんな状態を目指したいなーと。

持って来てくれたら100円キャッシュバック!

けっこうそういうこと考えてる人はいるみたいで、さまざまな試みがなされていました。

フランスでは、容器を返さなかったら5ユーロ支払うというシステム...

東京のオフィス街では、容器を回収して再利用するという会社も。

で、ぼくらはというと「容器を返しにきてくれたら、ひとつにつき100円キャッシュバックします!」という方法を選びました。

テイクアウト容器について、ペンギン酒店の考え方。

ペンギン酒店のテイクアウトメニューは税込1000円のものがほとんどです。で、そのうち110円が容器代です。なのでお店の売上としては890円。

お店の料理をボリュームそのままでテイクアウトにしているので利益は減ってしまうのですが、
・ボウル型なのでサラダが盛りやすい。
・ゴミがあまり出ないので気持ちいい。
・ふたまでレンジ対応なのでおうちでも使いやすい。
などメリットを感じる部分が大きかったので今も続けています。

実際戻ってくる容器は1割もありません。だいぶ使いやすいのかもしれません。
そして、お店に容器を持って来てくれるお客さんとのやりとりもけっこう楽しいです。中には10個近く貯めてから持って来てくれる人もいて「こんなにキャッシュバックしてもらっていいんですか?」と聞かれるんですけど、ぼくらも10円得してます。

最後になりましたが。

ぼくらは使い捨ての容器がダメだ、と思っている訳ではありません。エコな観点でいろいろ工夫されているものもありますし、ぼくら自身そんなに環境のことばかり考えている訳でもありません。

リユース容器の安全性なども考えました。

現時点ではこのままで問題ないと思っています。

今回は容器のことをいろいろと書きましたが、やっぱり中身が大事!

おいしいテイクアウト、いろいろ用意してますのでぜひぜひ食べてみてくださいねーーーー!!!

デリバリー希望の方はこちらからどうぞ!

それではまた!

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ペンギン酒店 ろくちゃん(居酒屋店主)
子育てしてる大人たちが心からリフレッシュできる飲食店を作っていきたいと思っています。応援してくれたらとってもうれしいです。

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