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12月の読書日記 ピーナッツクリーム編
スズキタゴサクの『爆弾』を読了。スズキタゴサクは作者ではなく犯人の名前。ネタバレではありますが、これは軽めです。
なぜならこのミステリー小説のポイントは犯人が誰か?ではなく、どこに爆弾が仕掛けられたのか、そして犯人の動機は?にあります。犯人の名前はたいしたネタではないので大丈夫です。
いつか映画化かドラマ化をするだろうと思うのですが、犯人のスズキタゴサク役を誰が演じるのか?が楽しみです。
非常にクセのある人物で、最初はただの冴えない中年親父のように登場しますが、徐々にその気持ち悪さ、不気味さ、狡猾さが知れてきます。
ストーリーの中心はこのタゴサクであり、彼の不気味な魅力が『爆弾』の面白さの肝です。
個人的に思い浮かぶのは佐藤二郎さん、あとは体系はあわないですがリリーフランキーさん。あとは、Webで伊集院光さんとの意見があって、確かに似合いそうと思いました。
全く知らない人や意外な人が配役されるのも、どんな風に演じられるのか?、と映像への期待が高まり、面白いですね。
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今年も残り3週程。積んでいる本、読書途中の本が複数あり、全ては読み終わらなそうです。『三体2 黒暗森林』は読み終わったものの、年内には三体全5冊読めると思っていた7月が懐かしいです。
新書『ルワンダ中央銀行総裁日記』が途中で投げ出したままになっているので、これは少しずつでも読み進めて読み終えたい。内容自体も興味深いですし、実際どのようにしてルワンダ経済を立て直していくのかは、やっぱり気になります。
短編小説集の『スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選』は、12編中7編を読み終えていて、これも1編また1編と進められれば。
読んだ中で面白かったのは、ホリーブラックの『1アップ』
同じネットゲーム仲間が亡くなったとの知らせを聞き、リアルでは会ったこともない仲間の葬式に参加する短編で、ゲーマーの暗さと熱さがいい塩梅で感じれて良かったです。
短編集がkindleに入れてあると、思いついたタイミングでパッと読み始められるのがいいですね。