SST全国経験交流ワークショップin名古屋「スポンサードセミナー」にて『仕事だいじょうぶの本』著者北岡祐子さん座長登壇(7/16)
講師は加瀬昭彦院長 (横浜舞岡病院)。バーチャルリアリティ・社会生活スキルトレーニング(FACEDUO)のデイケアでの実践事例を発表
名古屋国際会議場にて7月16日、第28回SST全国経験交流ワークショップin名古屋が開催されます。
主催:一般社団法人SST普及協会、共催:SST普及協会東海支部、大会長:高木友徳院長(医療法人糸逢会ともこころのクリニック)、実行委員長吉田みゆき教授(同朋大学社会福祉学部)。
SST(Social Skills Training)とは、社会生活に困難をきたす人に向け、その特性に配慮しながら、コミュニケーションや対処技能を効果的に学習するための方法として開発されました。今や、教育や就労関係、司法分野などにも幅広く活用されている援助技法です。
日本における約30年に及ぶSSTの経験から研鑽を深める全国大会において、『仕事だいじょうぶの本ー職場の人と安心してコミュニケーションできるSSTレッスンBOOKーの著者で(創)シー・エー・シー所長の北岡祐子さんが座長を勤めます。
北岡さんが登壇するのは、大塚製薬のスポンサードセミナー『FACEDUOを活用したSST~デイケアプログラムにおけるJob Finding Club』。
講師は加瀬昭彦院長(横浜舞岡病院)で、一般社団法人SST普及協会の監修のもとに作成されたバーチャルリアリティ・社会生活スキルトレーニング(FACEDUO)をデイケアのプログラムで実践事例を発表されます。
[加瀬昭彦院長によるセミナーの紹介文より]
精神科デイケアには様々な利用目的があるが、就労準備訓練もその一つである。
しかし、統合失調症をはじめとする精神疾患は、思春期など比較的早期に発症することが多く、職業体験が全くない利用者も少なくない。
このような利用者のために、一般社団法人SST普及協会の監修のもとに作成されたバーチャルリアリティ・社会生活スキルトレーニング(FACEDUO)をデイケアのプログラムで実施することにした。
①その効果を社会的職業的機能評定尺度で評価する
②FACEDUOの使いやすさをSystem Usability Scaleで評価することで、その有用性を検証することも目的にしている。
今回は導入の経緯を中心に実際の様子を紹介する
VRを活用した統合失調症患者さん向けのソーシャルスキルトレーニング支援プログラム「FACEDUO(フェイスデュオ)
今回、加瀬昭彦院長が導入事例を発表するFACEDUO(フェイスデュオ)とは、大塚製薬とジョリーグッドが、VRを活用した統合失調症患者さん向けのソーシャルスキルトレーニング(SST)支援プログラム。
社会生活の様々な場面をリアルに再現した場面をVRで体験することができる精神科専門医監修のSST支援プログラムです。昨年10月より、第1弾「生活編」がリリースされており、今後、「仕事編」などのプログラムも開発の予定だという。
北岡祐子
就労移行支援事業 (創)シー・エー・シー所長
精神保健福祉士
精神保健福祉の仕事に携わって約30年。主に精神障がいや発達障がいのある方々の就労支援及び生活支援に携わってきた。
1990年米カリフォルニア州の地域精神保健福祉研修(地域生活・就労支援、ケースマネジメント、州立病院にてSST、コンシューマー・セルフヘルプセンター、ピアカウンセラー養成研修等)での経験が仕事の大きな礎となった。特にSSTの学びは働く力をつけるための有効なツールであることを実感。
現在は就労移行支援事業(創)シー・エー・シー所長。(一社)兵庫県精神保健福祉士協会会長。社会活動として日本更生保護協会の保護司SST研修を担当するなど全国で講演活動も多い。1968年東京生まれ、島根大学教育学部卒、現在神戸市在住
『本人・家族のためのSST実践ガイド』『現代版 社会人のための精神保健福祉士』などへの執筆がある。
著書
『仕事だいじょうぶの本』
職場の人と安心してコミュニケーションできるSSTレッスンBOOK』
働きたいのに会話が苦手でつまずいてしまう、そんな不安をSST(ソーシャルスキルトレーニング)の技法を使って実例で解決するレッスンBook。約30年にわたり主に精神障害や発達障害がある方々の就労支援及び生活支援に携わってきた著者の北岡祐子さんが実例で紹介。あいさつや相談の方法など、日常生活に役立つ細やかで具体的な実例が紹介されており、会社にとどまらず、高校、大学などでも大いに活用されている。