プーケット④コクーン
ホテルのショップに蚕の繭を樹脂で固めた不思議な物体があったのでついつい買ってしまった、店員に不思議そうにされたけどなかなかに秀逸な一品だと自分的には思う。あと部屋で使ってた蜘蛛の蚊取り線香置きとスパナのスプーンも買った、この並びをみるとどうかしてる感じはする。
へんなものを手に入れたのでいちおう調べてみた。プーケットはもともとスズ鉱山の町だけどシルクは今尚タイの主要産業でベンスリーはそれもモチーフとして扱っている、Coqoonという名のスパがホテル内にあった。
タイシルクについて調べているとジムトンプソンが一番に挙がる、あちこちにショップがあるから目にはしていたけど興味はないから特に関心はなかったけど、キャメロンハイランドで謎の失踪をしたシルク王だと判って、その話は知っていたからやや興奮する、いろんな本とかになっている話、松本清張なんかも書いてる、どれも読んだことはないけど。
旅は物語を紡いでいくものでもある、スリランカの初代大統領ジャヤワルダナやインドのネルー大統領のことやカンボジアでひとつの村を豊かにしようと奮闘してるTHE BEIGEというホテルのこととか、自己主義なイデオロギーみたいなのが今の世界だから、アイデンティティーとかだろうか、知ることは大事だ。
明治35年、養蚕の技術を携えた20名の日本人がタイのイサーン地方に渡ったという記事をみつけた、その記事によるとタイシルクのはじまりということ。その頃の日本は欧米の搾取からアジアを守らなければならないという意識をもっていて、20名の技術者達は有志、その後の軍国主義化で結果そうはならなかったようだけど、、スリランカやインドのような絆の物語をみつけることはできた。
調べものをだらだらとしてる、バリも調べててやっぱりおもしろいからシュピースの本をアマゾンで注文してしまった。
今日は曇り空だけど、昨日の雨で気温は下がってる27℃?
↓プーケット電線、これまだましなやつだけどすごい