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本 十牛図入門 (続き4)

精進ということばは、サンスクリット語のヴァールヤ(努力)

を訳したもの。

心身の汚れを除き、目的に向かってすすむこと。

第4章 牛を捕まえる(得牛)

とうとう牛を捕まえました。

でも、やすやすと捕まえたわけではありません。

綱で捕らえましたが、牛はまた逃げようとするので、牧人は渾身の力を込めて引寄せ、格闘するのです。

綱は念と解説されています。

念によって集中された意識をつかって日々の生活を送る。

そうすると心が深層から改革され、新しい自分を発見する。

ここは、内容としては理解できますが、行動するのは、

本当に遠いみちのりです。

牛をとらえること=精進すること=心の汚れを取り除くことは並々ならぬ努力です。

そう、立ち向かわなくてはいけないとわかっていても、

もういいこの辺で、となりそうです。

人間として生を享けたことは不可能なことが可能となった奇跡です。

と書かれています。

十牛図を前に観想してみることがすすめられています。



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