見出し画像

本 十牛図入門 (続き8)

牧人は、ダイヤモンドに比せられる強力な禅定力で、最後の最後まで残った微細な煩悩、エゴ心の残滓を、焼き切りました。

そして、「空一円相」の世界に一瞬の内に飛び込んだのだそうです。

第8章 真っ白な空(人牛俱忘)

いよいよクライマックスでしょうか。

ここになんと書いてあるのか。興味しんしんでした。

ここの絵はそう、〇。

空っぽです。怖いような、惹かれるような章です。

ああ、そういえば、坐禅会で知り合った方が、坐禅のあとは仏様からすごく

パワーをもらえる、といっていたのを思い出しました。

話を聞いたときは、へっ、そんなことがと思いました。

彼女は、すべてとつながっている状況になっていたのでしょうか。

この章を読んでいたら、ふっと思い出しました。

この章のテーマは「空」です。

サンスクリット語の空、シューンヤは数学の0(ゼロ)なのだそうです。

でも、私には遠く及びません。

いつか、ほんの少しでも、あ、と思い当たる日がくるのでしょうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?