連載小説「雲師」 あとがき
連載小説「雲師」が完結いたしました!
こうして【あとがき】にもご訪問くださり、ありがとうございます!
全12話、約40,000文字のお話でした。
読んでいただいた方、スキ、コメントをいただいた方たちに心から感謝申し上げます!
テーマと感想
この作品は「ファンタジー小説」の2作目に書いたお話でした。
現実ではない、空想をめいっぱい詰め込める、そういう夢のあるイメージが私の中での「ファンタジー」でした。
仕事や育児で疲れ果ててしまう毎日…。
逃げたいじゃないですか(私だけ?)、いろいろ書きたいけど思い浮かぶのはしょんぼりしたワードばっかり(私だけ?)、しょんぼりしたら顔が下を向くので、強制的に上を向くことにしたんです。
すると、見えたのは、空。
あ〜、空!
雲!
風!
気持ちいいなぁ〜。
日本には八百万の神、森羅万象に神を感じる考え方があると言われておりますね。空の向こうには神に近い何者かが暮らしているのかも。彼らはどんな暮らしをしているのだろう。彼らのお仕事は何だろう。
そうして生まれた「雲師」。
昔、「ちいちゃんのかげおくり」というお話が国語の教科書にありました。戦争で出征するためにいなくなってしまうお父さんから教えてもらった「かげおくり」という遊び。ちいちゃんと彼女のお兄ちゃんはたくさんの影を空に送って遊んでいました。ですが、戦争が激しくなると空の下で遊べることは少なくなってしまう…。
空を見上げることも決して「当たり前」ではない。
残酷な描写は控えたい、でも命についてどうしても考えずにはいられない。
優雨は、はたして亡くなったのかどうか。それは明確には書きません。
最終話では、ソラとシラスが参加しているコンテスト会場に天気雨が降りました。まるで優雨がそばにいるような降り方です。これは、優雨の具合が一時的に悪くなり、ちょっと体が軽くなってソラとシラスの作品を見に立ち寄っただけかもしれないですし、小説のおしまいの後、実はまた会ってお話ができているかもしれない。それとも亡くなったからこそ現世でできなかった、見ること、が叶えられたのかもしれない。いろんな捉え方ができるかと思います。
どれも優雨は幸せ。彼女は儚いイメージがありますが、死を肯定的に捉えている優雨は、私の中では強い女の子をイメージしています。
北海道の空
北海道は冬になると雪が降り、高確率で曇天が多くなります。
冬の空、たいてい真っ白。
そのうち雪が舞い散り、やんだかと思えば吹き荒ぶくらいの吹雪になることも。地域差はありますが、私のところは氷より雪が積もるので、毎朝は雪かきから始まります。汗だくになるんです。
そんな冬が来る前に、空のいろんな表情が見ておかないととたっくさん見上げて撮影もしました…!
noteでも、めちゃくちゃ素敵な空の写真をアップされている方がおり、大変癒やされました。ありがとうございます!
今、10月か……。雪かき、やだなぁ〜。
公開スピードって、どれくらいがいいのか
noteを始めてからというもの、画面酔いが始まり、どうやら「スクロール」する時に特に酔うことが判明しました。スマホでもパソコンでも、スクロールする時は目を瞑らないと一瞬でダウンします。
もともとブルーライトや電子機器類とは相性が悪かったのでしょう。カフェの仕事に就いているのも、できる限りパソコンから離れた仕事でないと体調が難しいと感じたからでした。昔はグラフィック&Webデザイナーで目を酷使する仕事だったのですが、片頭痛もあって再就職先は違う職業にせざるを得ない状況になりました。
毎日パソコンに向かわれている方はそれだけですごいと思います。
日・水曜日の更新にしていましたが、ゆっくりペースですとどんなお話か忘れてしまうのかもしれないな?とも悩んでいます。
週2日くらいか、2日おきか、隔日か、、、
……難しいですね!
最後に、たくさんの小説や記事がある中で、しかも皆さまお忙しい毎日にも関わらず、優しいアクションをいただきまして本当に本当〜にありがとうございました!
少しお休みしながら、皆さまの記事も拝読したいので(目を労りつつ)お邪魔させていただきたいと思っております。
それと、共同運営マガジンに参加させていただいておりましたが、このたび退会することにいたします。長い間参加させていただき感謝いたします。
フォローしている大切な方皆様の投稿を見ることが叶わず、不義理となってしまうことをずっと心苦しく思っていました。気にしないという選択もありますが、身の丈に合ったnoteとの付き合い方で続けていこうと考えました。
季節の変わり目は心も体も「ゆっくり」が大切。
情報化社会はめまぐるしく、生きるスピードもどんどん加速して行き…。
あれもこれもと願いはたくさんありますが、身はひとつだけ。
無理は本当に禁物です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします🙏
※記事内の線画はふうちゃん様(ふうちゃん278)からお借りしました。