pekomogu

北海道の小さなカフェを営む|好きなモノ♡ごはん、珈琲、紫陽花、虹など|日常のちいさなことを大切にして何でも感謝に繋げられる人を目指しております|目の疲れの為のんびりペースで楽しみ中|中学時代に自分の頭の中に生まれた少年少女を長い時を経て小説として表現することにしました

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北海道の小さなカフェを営む|好きなモノ♡ごはん、珈琲、紫陽花、虹など|日常のちいさなことを大切にして何でも感謝に繋げられる人を目指しております|目の疲れの為のんびりペースで楽しみ中|中学時代に自分の頭の中に生まれた少年少女を長い時を経て小説として表現することにしました

マガジン

  • 連載小説「心の雛・続」

    【2024年11月公開】全8話。森の奥にひっそりと佇む心の病院が舞台のファンタジー小説。創作大賞2024に応募した連載小説「心の雛」の続編です。こちらから読んでも大丈夫なように書きました🙏 院長の「奥野心」と手のひらサイズの小さな妖精「雛」の日常に、ある日新しい患者様が現れた。妖精と人間の因縁。心の整え方。これは心先生が触れる「心の在り方」の小さな物語。☘短め&残酷描写なし🌸

  • 何度も読み直したい大切な記事

    私が何度も読みたいと思った大切な記事をまとめております

  • 長編/pekomogu/紫陽花と太陽 下

    創作長編小説の三部作(上中下)の下巻。note用に各話を分割して公開します。誰かを大切に想う時、人はより強くなれるのだと信じています。「優しい」物語高校編、ついに完結。遼介とあずさ、そして剛をどうか見守っていただければ幸いです。恋愛描写あり。苦手な方はお控えください😌

  • pekomoguの短編小説

    短いお話を集めております(3000字〜7000字程度)。サクッと読みたい方へ短くまとめる練習に書いております。よろしければご覧くださいませ。

  • 連載小説「心の雛」

    全20話、約40,000字/創作大賞2024に応募 森の奥にひっそりと佇む心の病院が舞台のファンタジー小説。院長の「奥野心」と手のひらサイズの小さな妖精「雛」の日常に、ある日新しい患者様が現れた。妖精と人間の因縁。心の整え方。雛の願い。これは心先生が触れる「心の在り方」の小さな物語。

最近の記事

  • 固定された記事

自己紹介とサイトマップ

いらっしゃいませ!(2024.11.6更新) pekomoguと申します。 数ある記事の中からこちらをご覧いただき感謝申し上げます! 普段は北海道で小さなカフェをしております。 毎日たくさんのお客様にいらっしゃいませを、そして大好きな珈琲をはじめとする身体が健やかになるお食事を提供しておりまして、その気持ちをnoteでの挨拶として書くことにいたしました。 noteでは主に「オリジナル小説」「雑感」「つぶやき」を公開しております。 小説を書き始めたのは2023年初夏頃と、ま

    • 連載小説「心の雛・続」 最終話 妖精たち

      前の話  第一話  あとがき  雛はさっき言っていた。 『いつもいただいている可愛い服を、もう買わなくて大丈夫です』  いつか別れが来ると知っていた。出会った当初からその覚悟はできていた……と思っていたが、実際は全然できていなかった。秋だからだろうか? 季節の移り変わりのせい……そう思おうと無理に心を奮い立たせている僕は、やっぱりどこかで雛との別れを惜しんでいるのかもしれなかった。  妖精たち三人と雛から紙を渡された。 「開けてください、心先生」  穏やかでまっす

      • 役割とか肩書きとか期待とか、 お店をやっていると、すべての行動と言葉に気遣いが必要。 一瞬も気を抜けないので四六時中緊張するんです。 だからnoteの時間は全部手放したまっさらな私。 ほっと一息つける場所☕ 「心の雛・続」次話で最後。 スキでぴょっと出てくる絵に、心先生登場です🤗

        • 連載小説「心の雛・続」 第七話 巡る、そして変わる

          前の話  第一話  次の話  春夏秋冬、季節は巡る。  壁のカレンダーが一枚、二枚と散っていった。  季節は変わり、今は秋の終わり頃。  R様の診療状況は順調と言える。二階のリビングにある窓から裏庭を眺め、そう僕は思った。植えられたハーブも旬が交代し花模様もだいぶ変わっていった。  本日は夕方に二件の診療予約が入っているので、午前中は落ち着いて過ごす予定だった。  後で着るための白衣を手にした。それから僕は、ちらっと雛を見ようと思った。朝食後に裏庭に連れて行ってほしいと

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        • 連載小説「心の雛・続」 最終話 妖精たち

        • 役割とか肩書きとか期待とか、 お店をやっていると、すべての行動と言葉に気遣いが必要。 一瞬も気を抜けないので四六時中緊張するんです。 だからnoteの時間は全部手放したまっさらな私。 ほっと一息つける場所☕ 「心の雛・続」次話で最後。 スキでぴょっと出てくる絵に、心先生登場です🤗

        • 連載小説「心の雛・続」 第七話 巡る、そして変わる

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        • 連載小説「心の雛・続」
          10本
        • 何度も読み直したい大切な記事
          46本
        • 長編/pekomogu/紫陽花と太陽 下
          32本
        • pekomoguの短編小説
          13本
        • 連載小説「心の雛」
          29本
        • 連載小説「雲師」
          14本

        記事

          じゃんじゃん雪が降っている じゃんじゃん雪が降っている じゃんじゃん雪が降っている あわわわ… 3回もつぶやいてしまった…! 明朝は雪かきからスタート🏁が決まりました。お店オープン時は仕事終わりの疲労具合ですきっと😪 んなぁー!!!

          じゃんじゃん雪が降っている じゃんじゃん雪が降っている じゃんじゃん雪が降っている あわわわ… 3回もつぶやいてしまった…! 明朝は雪かきからスタート🏁が決まりました。お店オープン時は仕事終わりの疲労具合ですきっと😪 んなぁー!!!

          連載小説「心の雛・続」 第六話 思い出の使い方

          前の話  第一話  次の話  憧れの医師がいる。  その方を僕は特別な敬意を込めて「師匠」と呼ばせていただいている。  かといって彼は僕のことを「弟子」とは呼ばず、「おい、心!」「心ちゃーん!」「心センセ!」などと野太い声でガハガハ笑って呼んでいた。 「おぉい! 心! 後ろに乗れ!」  乱暴な物言いで師匠が僕にバイクの後ろ部分を指さした。師匠の愛車、マットな質感のダークグレイの大型バイクは、僕が後ろに乗っても走行に支障が出ないモデルらしかった。 「えっ? 僕はバイクに乗

          連載小説「心の雛・続」 第六話 思い出の使い方

          連載小説「心の雛・続」 第五話 作戦会議

          前の話  第一話  次の話 「皆の者。よくぞ集まってくれましたな!」  わたしは真っ平らな胸を反らし、威厳を精いっぱい出しながら一同を見渡した。  裏庭の一角。ここにはありとあらゆるハーブや四季折々の植物が植えられていて、その植物を支えている微生物や虫たちものびのびとホームを築いているような、夢の国。奥野心先生が丹精込めてお世話をしている、夢の国。  いつだっけ、ここに、丸太を薄く輪切りにしたような木のテーブルを先生は設置した。  わたしはそこに仁王立ちし、右手をぴょっ

          連載小説「心の雛・続」 第五話 作戦会議

          連載小説「心の雛・続」 第四話 前向きな不調

          前の話  第一話  次の話  大きな口をあーんと開けた心先生がプリンを頬張ろうとしている。  今、まさにその瞬間の、普段とかけ離れた可愛いお顔を、わたしは目をカッと開いて凝視した。 「えっ? 雛、ど、どうしました⁉」  ゴホゴホと咳き込んで先生がわたしに尋ねた。見すぎたか。一体どんな表情でわたしは先生を見てしまっていたのか……。 「先生! 吐きすぎです!」  おやつを食べる時のテーブルに、わたしはダン!と小さな両手を叩きつけて言った。実際は手が小さすぎてペチ!くらい

          連載小説「心の雛・続」 第四話 前向きな不調

          連載小説「心の雛・続」 第三話 懺悔

          前の話  第一話  次の話  カサカサに乾いた唇から飛び出す様々な言葉。  さっきまでの鬱々とした印象はどこへやら。  わたしは困惑する。やっぱり人間というものは、どこか計り知れない何かを内に秘めているものだと痛感する。恐ろしいくらいの暴力的な何かを。  言葉っておかしいよ。予兆もなく突然やってきて、スパスパと簡単に投げつけてくる。肉体的ダメージはないんだけど、血だって出るわけじゃないんだけど、言葉を投げられた前と後とではわたしの気持ちが全然違っているんだもの。  痛まし

          連載小説「心の雛・続」 第三話 懺悔

          過労?心労? ここ数日、毎晩熱が出てしまい、コメントのお返事まで余力が残っておりません…。 つぶやきにてお詫び申し上げます🙇‍♀️ 北海道はついに今朝!雪が降りました☺️

          過労?心労? ここ数日、毎晩熱が出てしまい、コメントのお返事まで余力が残っておりません…。 つぶやきにてお詫び申し上げます🙇‍♀️ 北海道はついに今朝!雪が降りました☺️

          連載小説「心の雛・続」 第二話 雛の不安

          前の話  次の話 其の、うちに秘めたる贖罪は 誰かの赦しで癒えるものでもなく 己自身が赦せるものでもなく 犯した事実は変えられず ただひたすらに、己を苛み続ける  ふんわりと香る季節の花たち。ラベンダーは初夏の訪れを告げてくれる。  わたしはこの薄紫のふっくらとした柔らかい美しいものが大好きで、心先生はそれを知っていて違う系統のラベンダーを植えるようになったとか。 「あぁ〜〜〜、いい香りです〜〜〜」  鼻をふくらませてわたしは思いっきり香りを吸い込んだ。今だけは先生に

          連載小説「心の雛・続」 第二話 雛の不安

          【感謝】「紫陽花と太陽」のファンアートをいただきました

          こんばんは! ぺこもぐです。 雪虫がちらほら…どころじゃないくらい飛び交っていまして、雨が降るたびに落葉が進み、冬がどんどん近づいてきているのを日々感じます。 今日は重い腰をあげてお店の花壇の冬支度をしました。 「冬囲い」ってわりと重労働(体力ない私💦)でして、貼るカイロをお腹にあてて、無事に今日のお仕事を終えてきました。 夜、とーーーっても嬉しいことが! 拙作の長編小説「紫陽花と太陽」のファンアートが届いておりました! 去年はまだnoteを始めていなかったので、まさか自

          【感謝】「紫陽花と太陽」のファンアートをいただきました

          連載小説「心の雛・続」 第一話 目の前で困っている人がいたら?

          『繰り返します。……先ほど、新しい情報がこちらに届きました。繰り返します……』  先生が愛用しているノートパソコンという巨大な金属製の機械から、ピローンピロンという高めの電子音と緊張感を持った女性の声が発せられていた。画面、といういろんなものが映し出される光る四角いところからは、その話している女性の顔と、その後ろにここではないどこかの映像も。  わたしは「ひらがな」しか文字が読めないので隣にいる先生をちらりと見上げた。 「どうやら、痛ましい事件の続報が入ったようですね」

          連載小説「心の雛・続」 第一話 目の前で困っている人がいたら?

          【短編小説】お味噌汁と白玉だんご

           秋と本州の人なら決して言わないだろうというくらい、肌寒い秋。  それはそう、ここは北海道。そして今日は十月の十五夜で、近所のスーパーやコンビニには特設コーナーができて「月見だんご」やうさぎの形を模した「うさぎぽてと」などのイベントを楽しむスイーツできっと賑わっていることだろう。 「おかあさん、これ、すすき」  さぁて、これから晩ごはんを作りましょうかというタイミングで、小学生の長女がススキを手渡してきた。満面の笑みでつい受け取ってしまった。 「まぁ、本当ね。これ、どう

          【短編小説】お味噌汁と白玉だんご

          母の容態が少しずつ良くなってきました☺️ 散歩はまだ難しいかもしれませんが、妹も今週末会いにいくみたいなので、少しでも陽の光を浴びに外に出られたらいいな🌞 日記のつぶやきでした。

          母の容態が少しずつ良くなってきました☺️ 散歩はまだ難しいかもしれませんが、妹も今週末会いにいくみたいなので、少しでも陽の光を浴びに外に出られたらいいな🌞 日記のつぶやきでした。

          【予告】いつか書けなくなる日は来るけれど

          いらっしゃいませ! 数ある記事の中からこちらをご覧くださりありがとうございます! 私事ではありますが、カフェで働くという仕事柄、たくさんのお客様と出会いお話をする機会がありまして、大変有り難い職業だと思っております。 客層は年若男女いろいろな方がご利用くださいます。 それでも少子高齢化ですから、高齢のご近所の方が多いです。 杖歩行、シルバーカーでゆっくりと、お連れ様の友人やお子さん?に介助してもらいながら。利用する方で、たまにあるのはこちら↓ 「おねえさん、ちょっとお会

          【予告】いつか書けなくなる日は来るけれど