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5歳女児「赤ちゃんはどうやって作られるん?」

※注意※
本記事に、私が幼少期に遭った痴漢被害について記載があります。
過去に痴漢被害などに遭われた方はフラッシュバックするかもしれません。

こんにちは、ぺけぽんです(*^^*)
長女からタイトル通りの質問をもらい、
言葉で説明するも、いまいちピンと来ていないようだったので随分前から気になっていた「性と生」の書籍を購入し、長女と一緒に読みました。
本記事では、長女の反応や様子と、私は性教育についてどう思っているかについて書いています!



ある日突然「赤ちゃんはどうやって作られるの?」という質問が飛んできた

いつか必ず聞かれるであろうと思っていた「赤ちゃんはどこからくるの」という質問は、私の予想よりも早く、長女が5歳4ヶ月の頃に突然やってきた。

長女といつも通り、Youtubeをあーだこーだ言いながら見ていたら、何の脈略もなく「そういえばさ、赤ちゃんってどうやって作られるん?」という質問が来た。

「作られる」という表現から、長女としては「お母さんから産まれてくることは知ってるけど、どうやって作られているの?」という疑問だと、私は解釈した。


赤ちゃんはコウノトリが運んでくるわけではない

私は、ごまかさず、ありのままを伝えた。
しかし、長女はいまいちピンと来ていないようで、その日は「へぇ〜。そうなんだね〜」で終わった。

近日中に再度、長女から質問されるだろうと思った私は、かねてから気になっていた書籍(あっ!そうなんだ!性と生: 幼児・小学生そしておとなへ)を購入して、再質問の日をわくわくして待った。

私の予想通り、長女は数日後、再質問をしてくれた。
「ママあのさ、この前も聞いたけど、赤ちゃんってどうやって作られるんやっけ?」

そして一緒に書籍を読んだ。
男女の性器について説明があるページを読んだ後、
赤ちゃん誕生までのページを読んだ。

読み終えたあと、長女は「赤ちゃんはお腹の中から出てくるのは知ってたけど、ママの小さな卵とパパのヒョロヒョロが一緒になって、赤ちゃんの卵になって、卵が成長して大きくなってママの穴から出てくるんだね。」と本から目線を逸らさず、つぶやくように言った。


子どもに性教育をする=子どもの心身を守る

※注意※
この後、私の幼少期の痴漢被害について記載があります。
過去に痴漢被害などに遭われた方はフラッシュバックするかもしれません。

私は小学校3〜4年生の頃、
母と弟と100円ショップで買い物をしていた際、
母とはぐれてしまい、私は母を探していた。

すると突然、
おしりに違和感を覚え、バッと後ろを振り返ると
にんまりと笑顔を浮かべたおじさん(50〜60歳くらい)が立っていた。

あまりの恐怖に声が出ず、なんとかその場を離れて、母と合流。
私は何がおきたのか、さっぱりわからず、もやもやした感情を抱えたまま、会計を済ませた母の後ろをついて、店を出ようとしたところ、
おそらく出待ちしていたであろうおじさんが、私とすれ違いざまに私にだけ聞こえる小さな声で「ありがとね。」と言って去っていった。

私は、母に被害のことを言うことができなかった。
当時の私がなぜ、母に言えなかったのか。

それは当時の私は「被害にあったのは、自分が迷子になったから(自分の不注意が原因)であり、被害に合うほうが悪い。被害について母に言うと怒られてしまうから、言わないほうがいい」と思っていたから。

また、シングルマザーとして日々苦悩しながら、
必死に私と弟を育てていた母に、これ以上、大変な思いをさせたくないとも思っていた。

当時の私が「同意なく人から身体を触られること=相手が100%悪い」ということを知っていれば、母に勇気を出して、被害について言えていたのではないかと思っており、この経験から私は「子どもに性教育をする=子どもの心身を守る」と考えている。

被害に遭わないことが1番だけど、被害に遭ったあとも人生は続いていく。
子どもが性に興味を抱いた「瞬間」に性教育をすることが親の私ができる、愛情表現ではないかとも考えている。


ここまで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
またね👋

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