イノベーションは一夜にしてならず。
新商品開発や製品リニューアルにおいてはアイデアを出し、仮説を絞り込むという作業を行ったり来たりする。
イノベーションは一夜にしてならず、という言葉があるが、構想から開発まで長い年月を要してようやくヒット商品を生み出せるということ。
世にウケるヒット商品を生み出す為にはそれなりのコスト(労力、お金、時間)と痛みを伴う。
花王のクイックルワイパーも開発段階から全てが順風満帆に進んだ訳ではない。
最初は発売当初、カーペットでの使用を想定して開発されたが、今では捕集力が向上したり、ガンコな油汚れにも対応出来るようになった。
とはいえ、年月をかければ良いということでもないのだが、よりよいアイデアの商品化に結び付けたいのであれば、❝仮設を充分に広げ切ること❞が最も重要である。
その中で、従来まで見えていなかった気づきを発見出来たり、成功確率が高まっていくのだ。
だからこそ、コンセプトづくりの段階からしっかりと吟味し、リサーチや試験、テストといった段階を何度も挟み、試行錯誤することで最前の解決策にたどり着くことが出来る。
トップの指導のアイデアのまま商品化にこぎつけたり、既存の手法にこだわりすぎる硬直化した組織だと現状把握も現状打破も困難となる。
そこは上下関係を気にしたり、既存のデータ、過去のデータに捉われすぎてはいけない。
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