良いセールス、悪いセールス
昔、萩本欽一さんの番組の1コーナーに「良い子悪い子普通の子」と言うコーナーがあった。たぶん若い人には全く分からないと思うけど、とにかくそういうバラエティー番組のなかの一つのコーナーで欽ちゃんがお父さんに扮して、良い子のよし夫、悪い子のわる夫、普通の子のふつ夫が三者三様のやりとりで笑いを誘うと言うコーナーだった。
親子・社会・風俗・文化などを、“良い”“悪い”“普通”の三つひとまとめのコントにして構成して大ヒットとなった。
この、良い・悪い・普通はセールスの世界でも良くお客さまから評されることではないだろうか?ここでは普通は置いておいて、何がお客さまにとって良いセールスと悪いセールスの分かれ目になるのであろうか?と言うことを考察してみたいと思う。
一般的に良いセールスとは、身だしなみがきちんとしていて、礼儀正しく、時間に正確で、約束をきちんと守るのが良いセールスと言われているのではないだろうか?そして悪いセールスはこの逆のセールスと思われる。しかし、これらは考えてみると普通のセールスだとボクは思う。
実はセールスに求められることは、すごく多いと思うのだが、先ほどの条件以外に商品知識・競合他社の知識・業務を遂行するうえでの事務処理の知識などなどあると思う。ではこれらのことがクリアーされていれば良いセールスかと言うとそうではないと思う。
では、良いセールスの定義とは何だろうか?これは一言で言えば「お客さま目線」であったり、「お客さまに寄り添った姿勢」であったり、「うまくニーズを引き出して具体的に提案をしてくれる」セールスだと思う。
では、悪いセールスは?となると、約束を守らないとか、誤魔化すとかいろいろあると思うけど、ボクが考える一番の悪いセールスは、会社の意向や立場を優先するセールスだと思う。そして、この悪いセールスが一見良いセールスに見える人だと非常にやっかいだと思いませんか?だいたいにおいて、会社はさまざまな数字を優先するものです、前年以上の計画を組まない会社なんてあり得ないし、現場には数字・数字と言ってくるのが常です。
そして、その数字が行かないと罰ゲームが待っているから、セールスはお客さんの意向よりも会社の意向に沿いたくなるのではないでしょうか?そしてそういう会社の圧力をものともしないセールスは、会社に文句を言わせないくらいの数字を上げている人か、セールスとしては優秀では無いですが、メンタルが強くて人の良い人だと思います。
それ以外にも自分と感性が合うとか、いろいろあるとは思うのですが、会社の意向や立場を優先する、具体的には書きませんが、こんな事件は過去にもいっぱいありましたよね?是非騙されないように、違和感を感じたら購入や契約をいったん保留にする、その時の対応で結構見分けられると思います。ちなみにボクはお客さまが態度保留にしたら、深追いはしません。つまるところ、お互いウィンウィンな関係で気持ち良い取引をしたいですよね。
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