上司と部下の間にはパートナーシップは成り立たない?
パートナーシップを洗練するスペシャリストのHOSUです。仕事や人生を豊かにするパートナーシップを日本中に充満するために、パートナーシップについて綴っています。
note連投49日目。わたしのnoteがあなたの明日への活力になっていたら嬉しいです。
「上司と部下の間にはパートナーシップなんて成り立たないでしょ?」
わたしが、パートナーシップ研修の営業に回っていると、時折、このように質問されることがあります。
おそらく、上下関係があるところには、対等さがないので、パートナーシップは成り立たないという見方なのだと思われます。その発言をされる瞬間には、その方の目の奥に、ある上司が思い浮かんでいるように感じています。あの上司との間に、パートナーシップは無理だわ〜ってな感じで。
でも、よ〜く観察してみましょう。これ、どっちの立場で「成り立たない」って言ってるかがカギじゃないかな。
まず、部下目線だとどうかしら。
上司は指示・命令をしてくる人だし、権限・決定権があるから全然対等じゃないし、自分たちは指示・命令に従わなきゃいけないんだから、パートナーシップなんて成り立たないって話になりますね。
一方で、上司目線だとどうだろう?
部下には、自分と同じように会社の課題を自分事として受け取り、実行するもんだと部下をみているんじゃないでしょうかね。それが「当たり前」でしょ?と言わんばかりに(笑)
だって、会社員なんだから、会社の目指すことを目指すのが「当たり前」なんだし。だから、部下が結果を出すために努力することも「当たり前」だし、結果が出なかったことの要因を分析して新しい対策を考えて提案してくるのも「当たり前」だってしているのかも。
そうだとすると、「(部下は)結果に対して対等」ととらえているのかもしれません。そして、「関係が壊れない」って思っている。だから、『上司が結果を出せなかった部下にキツく問いつめる』というパワハラまがいのことがまかり通っているのかもね。でも、そんなもんはパートナーシップじゃないし、ましてやリーダーシップでもないよね。
わたしはね、いくつかの前提はあるけれど、上司と部下の間にパートナーシップは成り立つとみているんです。
上司と部下の間にあるのは、「権限」の差であって、「創りたい結果」に対しては対等であるべきですね。
上司がああしろこうしろと細かく指示して、部下は言われたことしかできない状況をつくるのも、長い目で見れば人が育たないので、「創りたい結果」に対して、上司に誠実さがないとみることができます。
会議で上司の意見が強く、方針とノルマは示すけれど、具体策は一切示さず、部下が部下なりに考えた方法で結果が出なかった時にも、怒号は飛ばしても、部下がやれるようにコーチすることもなく、部下に引き続き「自分で考えろ」と投げるのだとしたら、これはまったくもってパートナーシップに欠けますよね。
そのやり方、百万遍くりかえして、結果でなくて、会議で怒鳴り散らし、萎縮した部下が出せる結果なんてたかだか知れていることを知りながら、上司が「自分の指示や方針に違いをつくらない」んだとしたら、まったく結果にコミットしているとは言えないから、パートナーシップなんてそこには存在しないですね。
いま、自分でゼロから考えるのが苦手な社員も、実際の現場にはいます。
こちらが考える指導方法でもなかなか成長しない社員もいます。それを「部下のせい」にしている上司の場合は、パートナーシップは芽生えませんね。
その部下の育成を自分の課題に引き受け直す上司であれば、パートナーシップも芽生えますよね。
前者は聞く耳持ちませんが、後者は一緒に考えてくれたりするので、その時点でパートナーシップがある関係になりますよね。
部下も、上司への不満があっても、「どうせ言ってもしかたない」と言わずに放置することがありますね。でもさ、そこで放置するのも、組織の結果という点では、パートナーシップに欠けるじゃない?
上司に対してというより、会社に対してだったり、自分自身に対してだったり。
なんか、うまく言えてないかもしれませんが・・・
・上司と部下の違いは権限の違いだけ。
・結果を創り出すところでは対等だから、上司の仕事は「部下が結果を出すためにやれることすべてをやる」である。
・結果を創り出すところでは対等だから、上司へのリクエストがあれば、結果にコミットした立ち位置からリクエストする。
くらいがポイントかな。やっぱりうまく言えている感じがしない(笑)
上司と部下は同じ部署(組織)で組んでいる関係性ですから、その部署(組織)が創り出す結果において対等だし、パートナーシップは組めるはず。
あ〜やっぱりうまく言えている感じがしない(笑)
今日は、ちょっと手放しちゃいます^^;;;
記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。