ワイヤレスイヤホンを信用できない
2024.09.25
ペぎんの日記#178
「ワイヤレスイヤホンを信用できない」
ワイヤレスイヤホンを人混みの中で使用するとき、どうしても毎回、不安になってしまう。
本当に、イヤホンの方から音が出ているのだろうか?と。
分かっている。スマホのBluetoothには「ペぎんのイヤホン」と名付けたデバイスが反応していることも、もしその接続が切れたら、音楽の再生が止まることも。ちゃんと分かっている。
でもやっぱり、どこまで行っても「ワイヤレス」を信用しきれない自分がいる。ふとした操作ミスでスマホから音が流れてしまうのでは無いだろうか。今流れている音は本当にイヤホンから出ているだろうか。
疑い出すとどんどん不安になり、しまいには定期的にイヤホンを両耳から外して、音が聞こえなくなるのを確認してから、もう一度付け直すという行動に出ることもある。
それをすると一時は安心するのだけれど、イヤホンを着けて音楽を聴いているうちに「自分以外には聞こえていない」という事実がだんだん信じられなくなってきてしまう。
ワイヤレス、かつ、イヤホン。
時代の流れを見れば、そういうものがある程度の信頼性を持って成り立っていることが分かるはずなのに。どうしてそれを信じることができないのだろう。
私はどちらかと言うと物事を理性的に判断できる方だ。ジェットコースターに乗りながら「怖い」と思いつつも、「まぁ技術的に死ぬこたぁねえべ」と考えられる人である。
しかしなぜか、ワイヤレスイヤホンだけはずっと信用できない。本当に謎。
もう、理性で安心できないものは本能的に安心させるしか無いのだと思う。私はこれから、本能的に安心できるまで、ワイヤレスイヤホンの成功体験を積んでいこうと思う。