歌を聴くと呼び起こされる感覚

昔よく聴いた曲が流れているのを聴くと、ふと昔光景がよみがえることがあります。

音と映像が紐づいていて、音によって記憶が蘇る。そんな感じです。

これって楽しい思い出も、苦い思い出も同じようによみがえるから不思議。

これと似たような体験、例えば
幼い頃に親や先生から言われた言葉とその時の感覚が紐づいていて、ふとその時の声が聞こえたりすることがありませんか?

幼い頃の体験(見て、聴いて、感じたこと)が今の私たちの行動を豊かにしたり、制限したりするのです。

私の場合は、「どうしてこんなこともできないの!!」
母に自転車の乗り方や勉強を教えてもらっていた時、
何事も器用にこなす母からしたら、物覚えの悪い私にイライラしていたのでしょう。
よく言われたセリフです。

「器用にできないあなたはダメな人」とは言われてないのだけれど。
「どうしてこんなことも・・・・」というセリフには
「あなたはダメな人」という
アイデンティティを否定する言葉がついて記憶されていました。

大人になってから。
仕事でもプライベートでも、
なにかうまくいかない。できない・・・・。と感じる時に
この母のセリフが心の底から聞こえてくることに気が付きました。

自分を必要以上に責め、今の私を制限するセリフです。

NLPのエクササイズで、紐づけの在り方を変容させることができて、制限ではなくできるのです。

例えば、
オーディトリースイッシュという聴こえ方(聴こえてくる方向や大きさ、聴こえ方、例えばミッキーの声に変えちゃうとか?)を変容させるエクササイズ。

もう少し時間がかかる、大掛かりなエクササイズにリインプリントというものあります。
インプリントとは?
幼い鳥が飼い主のブーツをお母さん鳥と認識して、すりよってくるということから、幼いときに刷り込まれる体験のことを言います。

幼い時の私たちはたいてい無力で、大人の意図がわからず、聴いたままを自分なりに解釈して体験として記憶しています。
何かのセリフを発した時の大人の想いなど感じるとこはしていません。
その大人のその時の想いを今の大人になった自分が感じてみる。
想像上で大人のその時の意図を感じることが大事です。
その意図に気が付いたら、その意図を持っているその時の相手の大人になりきってみる。相手のポジションを体験してみる。
そのあとにセリフを言われた自分になりきってみる。自分のポジションを体験してみる。
というもの。

このエクササイズを通じて、言われたセリフの意味付けが変わり、セリフを思いだしても、自分を制限する感覚がなくなるのです。

このように、NLPのエクササイズには体験の感じ方を変容させるエクササイズがいくつもあります。

これはすべて、見て聴いて感じたことの繋がり方を変えるもの。

繋がり方が変わると世界の見え方聴こえ方感じ方が変わるのです。

人は今を生きていて。
過去や未来を生きているわけではなのだけれど。

過去の体験・記憶や未来の想像図が現在にやってきて、今の私たちに影響します。

それらが今を豊かにするものは大歓迎!
もし制限するものであれば、見て・聴いて・感じたことの繋がり方をかえることで、豊かにするものに変えることができるのです。

NLPをベースにして子育てCOACH®がお手伝いします。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?