アレルギー性鼻炎は、1歳でも発症する?|2024年8月13日
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小児のアレルギー性鼻炎、特に通年性の増加が報告され、最新の研究では、より低年齢での発症の可能性も示唆されています。
■ 世界的にもアレルギー性鼻炎は増加傾向にあるのですが、近年、特に小児での増加が複数の疫学研究で報告されています。
■ 日本では主にダニとスギ花粉がアレルギー性鼻炎の主要なアレルゲンとなっており、特にダニを主な原因とした通年性アレルギー性鼻炎は子どもたちの生活に大きな影響を与えます。
■ そして最近の日本の調査では、10代の通年性アレルギー性鼻炎の有病率が38.5%にも達していることが報告されています。
Okubo K, Kurono Y, Ichimura K, Enomoto T, Okamoto Y, Kawauchi H, et al. Japanese guidelines for allergic rhinitis 2020. Allergology International 2020; 69:331-45.
■ 通年性アレルギー性鼻炎は長期的に症状が続き、睡眠や学業といった生活の質に大きく影響します。
■ 最近の研究では、アレルギー性鼻炎が従来考えられていたよりも若い年齢で発症する可能性が示されています。
■ しかし小さな子どもでは、症状や鼻腔所見を正確に解釈することが成人よりも難しいことがあり、アレルギー性鼻炎の有病率に関する研究結果を明らかにすることは簡単ではありません。
■ そういった背景の中、鼻腔の好酸球がアレルギー性炎症を反映し、診断に有用だと考えられています。
■ そして最近、千葉で実施されているコホート研究で、小児のアレルギー性鼻炎、特に通年性アレルギー性鼻炎の発症率などが報告されました。
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