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何の取り柄はなくともピアノは好き

私は学生の頃から
出来が悪い子でした。

兄が優秀だったこともあって
(でもそれは兄が毎日
寝る間も惜しんで努力してた結果)

それと比較して私は
劣等感の塊でした。

でも
兄のことは昔から大好きですし
今も変わらず尊敬してます。

多忙な親の代わりに
よく面倒を見てくれたし、
兄は兄として、
いやそれ以上の役目を
果たしてくれてました。

なんていうか
たぶんすごく責任感が強い人
なんだと思います。

まあ、そんな兄という
お手本がいてくれたから
ブレブレで外部の影響を受けやすい
私でも、道を逸れることなく
変にグレたりすることもなく
今までやってこれたのかなあとも
思うくらいです。

そんな兄に唯一私が勝てたのは
一緒に習っていたピアノや書道でした。
(何を勝ちとして何を負けとしてるのか
偏った個人の考えすぎるけどね)

あんまり練習した記憶はないのですが
なぜかコンクールに出れば
必ず賞をとることができました。

でも習うきっかけをくれたのは
他ならぬ、兄でした。

私は今でも取り柄は何ひとつありません。

頭もよくないし
コミュニケーションを取るのも苦手。
社会不適合者です。

人として自分大丈夫かなと
心配になることもあるけど

ピアノが弾けること、というのは
今でも私の少しの自信には繋がっています。
(※得意な曲はリストのラカンパネラです!
とかそういうレベルではまったくないです。)

きっかけをくれた兄にはもちろん、

金銭的に余裕があるわけでは決してない中で
習うことを許してくれた両親にもとても感謝しています。

そしてそのおかげで恩師にも出会えました。

もし私にピアノがなかったら、何が残ったんだろう。

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