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恥を知った方がよほど楽

※こちら、シンプルに私が自分の至らなさを猛省する記事です。


この一年強、仕事めっちゃやる気なかった。
仕事というか、本務ね。シンプルに辛すぎて…。育休明けにライフワークバランスを配慮されてのバックオフィス配属になったんだけど、業務内容に全然興味持てなくて。『ミスがないのが当たり前』を求められる定例の仕事。達成感を感じるのがすごい難しかった…。

対外的な部署でバックオフィスのことバカにしてる人いるけど、テメェやれるもんならやってみろや、絶対できんで。

まぁ私は対外向けの仕事も大概なんだけど(笑)、数字と睨めっこする事務方作業は本気で向いてなかった。自分のだらしなさと杜撰さが浮き彫りに……。こういうことがテキパキできる方には、本当に頭が上がりません。

直属の上司はそういう業務がめちゃくちゃ得意で好きな人で、ぶっちゃけ私からしたら「そこまでしなくて良いんじゃね…?」と思うような細部までカンッペキな仕事してて。このままではいけない!私もやらねば!と頭では思っても、資料の文字が目の上を滑って全然読めなかった。活字中毒の、この私を以てして…!

エリート街道を直走ってきた()私にとって、自分がデキナイヤツなんだという事実は、簡単には受け入れ難かった。

そこで心の弱い私は、いとも簡単に
「嫌なこと全部やめる!やりたいことだけやる!」
のスタンスにシフトして自分を正当化した。春頃ひっそりとハマっていた、小田切あさぎさんの影響も多分にあった。

本務じゃない横断プロジェクトに手上げまくって、弊社のnoteライターになったり弊社マガジンの表紙イラストを描いたり華やかなイベントの出展スタッフやったり、既存業務の中で“好き”なことのパイを獲れるよう頑張った。

まあこうして書くと、色々私なりに考えながら結構頑張ってはいたんですわ。おかげで職場での自己開示はめっちゃ捗ったし、それは素晴らしい進歩と思いませう。

でもそれはそれ、これはこれ。

本業が疎かだったことは事実なんよね。正直、「超シゴデキの先輩がいるんだから、もはや私いらないじゃん。早く異動させてくれんかな」とすら思ってた。先輩はめちゃくちゃお優しい方なので、私が社内プロジェクトに手を上げることも嫌な顔ひとつせず、それどころか先輩の方から推奨してくださるくらいだった。

結局、自分自身の心が自責の念に耐えられんかった。

まず本務がしっかりできてこそのプラスアルファじゃないの?

先輩の優しさに甘えて、自分の未熟さを偉そうに正当化して、そんな態度で恥ずかしくないのか?

貴方がなりたいのは、本当にそんな人間ですか?

これは、理不尽で意地悪な内なる自分ではなくイマジナリーお母さんの声だな、と気付いた。言うことを聞かないといけないやつや。

ということで最近になってようやく、「ごめんなさい。私が間違ってました」って心底反省できました。

組織の一員である限り、私は割り振られた仕事を遂行するのが役目なのだ。直属がいようがいまいが自分一人でもこなしてやるぞ!くらいの気概を持つべきだし、先輩の優しさに甘えず敬意を持って先輩の負担を減らすよう努めるべきだった。

そうして改めて真摯に本業に向き合うと、目を背けていた期間に獲得すべきだったありとあらゆるものを突きつけられて、本当に自分が情けなくて恥ずかしくて仕方がない。先輩には一生頭が上がらん。

穴があったら入りたいくらい自分が恥ずかしいけど、この恥から目を背けて無理やり自己正当化してた時と比べると、めっちゃ気が楽になった。これも立派な自分の心の声。無視しちゃいけんかったね。自分を甘やかす・許す方向の自分の声にずっと耳を澄ませてきてたけど、こういうタイプもあると知れたのは大きな学び😳

本当に異動になっちゃうその日まで、優しいシゴデキ先輩になるべく恩返しできるよう頑張ります!

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