
長続きしない僕がハマった沼を語らせて
僕がハマった。。
ハマっているのは「山菜」
きっと多くの人が知っている知名度が高い食べ物
そしていいイメージを持っている人も多くいると思うけども
僕はその当時「山菜」に対していいイメージはなかった。
それは関東育ちの僕にとって山菜と言えば「山菜そば」くらいしかイメージがなく、人生で一回くらい食べたことはあるけども決して美味しいという記憶もなかった。
山菜のイメージはゼロよりもマイナススタート
そんな山菜に興味を持ったのが地元の同級生の親と話した時のこと
彼の両親とも東北出身で山菜が小さい頃から身近にあった。
「今でも春になると実家から送ってくるの」と話していて
名前の知らない山菜たちの名が耳に響く
山菜の王様の。。。女王の。。。横綱の。。。
山菜にそんな王様とか女王と横綱かいるの?
僕の地域ではフキノトウくらいは聞いたこともあるし、別に好んでも食べない。
でもそんな王様に会ってみたいとその人が出身の秋田へ春に向かう
途中山形県をドライブ中に直売所があり立ち寄ってみると
あの時に聞いた名前のシドケやアイコなどがずらりと待ち構えていた
そして何よりも驚いたのがそこに置いてあった
「ここの山菜たちの調理法の自由に持っていっていいよ」のA4紙
ずらりと並ぶその山菜名は20種類ほど。。
しかも聞いたことがある山菜は3つくらい。。
唯一食べたことがあるフキノトウの名前すらない。。
彼らにとってフキノトウは売る価値もない
っというよりもお客さんにとって買う価値もない
というくらいそこらじゅうにいっぱい生えているものでもある
つまりその売っている山菜たちは価値のあるもの
その山菜王国の東北でも驚くような値段だ
王様シドケなどは10本で400円〜500円
横綱アイコなども10本で300円〜400円で売られている
1本40円〜50円ってすごいな。。
キャベツでさえ1玉200円くらいだろうし、ほうれん草だって束で150円くらいだろう。。そう考えると有名な山菜たちの値段は驚きを隠せない。
田舎の地元の人たちでもこの値段で買うのだから東京などで販売したら3倍の価値にはなることだろうと考えるとすごいことになる。
食べてみたい気持ちはもちろんあったけども、実際に採ってみたいという意欲でその場を後にした。
っと言ってもどうやって探したらいいかがわからないので
山菜を採りを教えてくれる人を探した。
地元のおばあちゃんが教えてくれることになり山へ案内されたのがスタート
あの直売所で見た山菜たちがそこにはいた。。
そして採った山菜たちを調理して頂いた。
衝撃的な美味しさに驚きを隠せなかった
嘘でしょ。。
何が一番驚いたのかというと、
こんなに美味しい山菜が関東圏ではほとんど知られていないということ。。
でも東北地方の人たちには当たり前でもある。。
東北地方の若者でも知らない人も今は意外と多い
アイコと東北でいうと山菜だけども
関東でいうと歌手のアイコかトマトのアイコになる

僕はそのまま山形を離れて秋田へ
そして山へ入り山菜たちを探し始めた。。
すると何かしら山菜たちに出会うのである
違う場所へ行っても何かしらに出会う。。
そんなに山奥へ行く必要もなく、その散歩道くらいにも山菜たちはいる
そして収穫して1時間もたっていない山菜たちを
キャンプ地で天ぷらや炒め物にして頂く。。
なんとも言えない美味しさ。。
そして感動と感謝。。
ふっと一息する
目の前に広がる大自然の景色と小川を見ながら思う。。
どうしてほとんどの日本人が知らないのか?
それは地元に生えていないからである。
どうして生えていないのか?
それは山菜が住みにくいのだろう。。
本当にダメなのか?
っと苗を買って地元に植えてみると
意外とぐんぐんと育っていく。。
5年も経つとその山菜たちは群生になり
毎年春の時期には友人たちを招いて東北の山菜ランチとしてご招待!
春の時期には教室も開催し、今では東北の山菜を中心に24種類の山菜たちに出会えるイベントもやって多くの美食家たちに僕が感じた「感動や感謝」を体験してもらえています。
家に山菜はあっても必ず春になると東北地方へ山菜たちに会いに行きます
持って帰ってくることはなく、その場で食べる。。
飽き性の僕が毎年山形、秋田へと山菜たちに会いにいく
それは食べることよりも、その自然の山菜たちの姿が美しすぎるから
東北地方でも同じ山菜でもどこに生えているかで姿が変わってきます。
ゼンマイにしても生まれたてのゼンマイは黄金の綿に包まれていて本当に美しく、そんなに写真を撮らない僕でも撮りまくるくらい美しい山菜の一つです。

ゼンマイはシダ植物の一つ。。似ているものはたくさんあります。
でもこのゼンマイは人間の目だから綺麗に見えるのかもしれませんが他のシダ植物にはないダントツの美しさがあります。
他の山菜たちも人間が食べて美味しいものは共通の美しさを持っています。
本当に不思議ですね。。
今年の春も庭で可愛い頭を出してくる山菜たちが待ち遠しく
また東北への旅も楽しみでありません。
一人でも多くの人に山菜の魅力をこれからも伝えられたら嬉しく思います
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