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親を介護する子供がいたら是非読んで!「ヨーロッパから学ぶ編!」

この間出会った40代の女性。。

都内で有名 IT企業で20年間働いていた仕事を母親の介護のために辞めた。

数年間後に母親を看取った彼女はそれをきっかけにITとは縁を切り田舎暮らしをし始めたそうだ。

田舎暮らしの話はとても面白く後で書こうと思うがここで伝えたいのは

「親が子供に介護をしてもらうのが当たり前」という考え方と「子供が親を介護しないと申し訳ない」という考え方だ。

よく世界を見てみるとわかると思うが子供が親を介護をしている国は発展途上の国。日本は発展途上国から急激の経済発展のためにこの親と子の関係が先進国に追いついていない。

今はちょうどこの変わり期にいる。

70代以上の親はその親を介護して見送ってきた。だから子供にもそれを当たり前のように思い自身も子供の世話になる気持ち100%でいる。

その気持ちもよくわかる。。

でもヨーロッパの国で子供が親の介護をしている人を見たことがない。
きっと誰もしていない。そしてヨーロッパの親も子供に親の世話をしてもらいたいと思ってもいない。

それはなぜか。。。

「子供の人生がめちゃくちゃになるからだ。。」

ここの女性も「もし母の介護がなければずっと仕事は続けていた」という。。

そう彼女の人生も崩壊した。。

もし彼女が今の人生に満足していなかったら母親を恨むだろうし、満足していたら母親に感謝するだろう。

***ここで親と子供たちへ伝えたいこと***

*子供に介護を求める親へ
子供の人生を壊したくなかったら子供に介護してもらうことは忘れてもらいたい。いくら子供が世話をしたいと言ってきても「あなたの人生を楽しんでね!私たちは大丈夫だから」っと言ってあげてもらいたい。

子供の話をよく聞いて理解してあげてください。自分から介護施設に入って自立してください。「お父さん、お母さん、元気?」っと子供が会いにきてくれるような親になってください。

きっとnoteを見ているような高齢者はなかなかいないと思うけども。。先進国のような別住居、同住居、男女共働きの世界で子供が親の介護をするべき思考は困難極まりない。

*親の介護をしようとする子へ
親の介護はしなくていいです。これは無責任でも何でもなく親不幸でも何でもない。介護することが親孝行ならばヨーロッパの人たちは全て親不孝者になる。あなたはあなたの人生を歩んでください。「親が介護して!」と言っても介護はしない。そのくらい言えるくらいの親子関係で入れるように。。大切なことは愛することなのだから。。介護=愛ではない。 いろんなサポートはあるはず。ヨーロッパから学ぶ!

親の介護をしてしまう人は本当に心優しい人、真面目な人です。でもそういう人ほど自分を追い詰めてしまうんです。。

介護は本当に精神的に辛い。。
経験していないが見てわかるだろう。。
その女性もとてもじゃないけども老けてしまったようだ。。

介護は期間がわからない。。子育ては期間がわかる。
数ヶ月で終わる介護もあるかもしれないし数年、数十年続く介護だってある。。親に早く死んでもらいたいと思う気持ちが大きくなる人が多いのも現実。。そんなのおかしいと思います。

亡くなってほっとしたと思わないためにも介護はしない。

介護施設や看護師にお願いして親に会いに行ったり笑顔で会話できる関係の方が全然いいと思います。

毎朝散歩している85歳のおばあちゃんも子供たちから「お母さんの面倒は見れないから自分で頑張って!」と言われてるそうです。でも仲が悪いわけでもなく子供たちが遊びに来るときはいつも嬉しそうに子供たちのことをお話しします。だからおばあちゃんはできるだけ健康でいられるように毎日適度な運動、食生活にとても気をつけています。本当に頼もしいおばあちゃんです!

それではヨーロッパの親たちはどうなのか?
夫婦でいたら夫婦で一緒だし、片方が亡くなったり一人で何もできなくなったらホーム介護士や老人ホームに積極的に入る。

日本でも増えてきているがデンマークのようなマンションなような場所で住み一人で生活できるような場所もある。そこに住んでいる人はほとんど高齢者だが自分でできることは自分でやる。そのマンションには常時お医者さんや介護士などがいるので何かあった時にはすぐに助けに来てくれる。

最後の最後まで自分で生きるという姿勢が北欧やヨーロッパにはある。
親は親、子供は子供。。

日本のように管で繋いでまで生きるという考え方はヨーロッパの人たちにはない。。そのやり方で得をしているのは家族でも国でもなくただ医者さんだけだ。

同じ家に住んでいるのならばともかく、それでも介護は難しい。

きっと多くの家族が口論になり最終的には親がボケるまで待ってそのまま介護施設に送り込むという形が非常に多くなっている。

そんな家族関係の子供は預けたらもう死ぬまで会いに行かない。。

そんなの寂しすぎないだろうか。。

それは親と子供のコミュニケーション。。

でも昔ながらの固定観念+高齢の親の意見を変えることはほぼ無理だろう。。

僕の親は数十年前から僕にこう言っている。。。

「子供たちのお世話にはならない、だからお前たちはお前たちの人生を歩みなさい。」

でもこう言われると介護したくなるものだ。。

10年もすれば日本もヨーロッパのように親を介護する人はほとんどいなくなるだろう。。

でも今が変わり目に本当に難しいと思う。。

そして僕がここで話していることが100%正しいとも思わない。。
その家庭環境がわからないからだ。。

でもこのような考え方があることを知って欲しい。。

僕は親の誕生会や祝事なども何にもしない。。

でも親に感謝しているし愛している。。
この親で良かったなってしみじみ思う。。
今の人生があるのはこの家族に生まれたからなんだって。。

会いたい時に会いに行くし、話したい時に話す。。

僕が元気でニコニコしている姿を見ている親もきっと嬉しいだろう。。


そして僕も元気で人生を楽しんでいる親を見るのが楽しいものだ。。


少しでも役に立てたら嬉しいです。。





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Issei 世界旅人
全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。