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どうしてこれが美味しいのか。。日本に存在する不思議な味覚編

どうしてこれが美味しいのか。。

っと思ったことは人生にどれくらいあるだろうか。。


僕がいう味覚的な食べ物というのは

その食べ物を神的に愛しているというのか

子供の時から食べていないとこの感覚はないというのか

よくわからないがそんな「不思議な味覚の食べ物」と日本で出会っている。。


他の人がこれらを食べても

「全く感激しなければ美味しいとも思わない」

というのが最大のポイントだろう


でもその人たちにとったらそれが

食べ物の中で一番美味しいとまでいう。。


その意見が意外と多く存在する。。



全国にそういう味覚のものがたくさんあるかもしれないが

僕がそう思うものと3つほど出会った。。。


1、魚「鰰」(ハタハタ)

2、日本酒の睡龍(すいりゅう)

3、きのこの香茸(コウダケ)


ちなみにこれらはそれを知ってから試したことがあるが

どれもお世辞でも「美味しい」と言えるものではなかった。。


これは僕だけの意見ではなく同じような意見の人がほとんど。。

でもこれらを愛す人はこれが一番美味しいと思うことが不思議だった。。

少しぐらい共感したいのだがそれができないから不思議なのだ。。


神的と僕が言いだしたのはハタハタを知ってからで

鰰は魚辺に「神」と書く

なぜこの魚に「神」の字が与えられたのだろう。。

というところから始まった。


僕は旅先で出会った人に「一番好きな食べ物」を聞く時がある

そして一番票を集めたのが

このハタハタだ

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知り合いでも石川県出身の魚屋の息子さんが

やっぱり1番好きな食べ物はハタハタと言っていた。。


秋田で出会った人でもやっぱりいる


しょっつる鍋など秋田では有名で秋田全土、秋田県民はハタハタが大好物で食べすぎてハタハタが海からいなくなってしまったのでハタハタ禁止になっている年も平気である。ハタハタ解禁の年は秋田県民は大喜びだ!

そんな他県では知ったことかのようなものだが

そんなハタハタをみんな食べてみたいと思うのは自然なことだろう。


ハタハタはメスの卵持ちが人気で卵がまた格別に美味しいとされているが

ハタハタに挑戦した人たちが声を揃えていうのが

「ゴムみたいで全然美味しくない」だ


これは僕も同感で食べる身もほとんどないし

卵はゴムのようだし全く理解不可能な食べ物なのだが

「ハタハタ教」の人はもう大好物だ。


世の中に美味しい食べ物はたくさんある。。


でも彼らが選ぶのはハタハタなのだ。。


日本酒の睡龍(すいりゅう)というお酒

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珍しいラベル なかなか奈良以外ではみないお酒だろう

新潟で出会った友人が飲んでいたのがこのお酒


新潟は日本酒の名産地でありいいお酒がたくさんある。

彼ももともと新潟の生酒を好んで飲んでいたが

睡龍(すいりゅう)に出会ってから


これ以外に他の酒を飲まなくなってしまったようだ。。


この睡龍(すいりゅう)は奈良県のお酒で

昔からの酒蔵で昔から変わらない酒作りをしている。

奈良へ行った時にその近くの酒屋さんで睡龍(すいりゅう)を見つけ

そこの店主に睡龍のことを聞いてみると

「このお酒を飲んでいる人はこれしか飲まないんです。。」

と話していた。。


本当に?まさに新潟の友達と一緒だ。。

宗教ではないか。。もうそれしか見えなくなっている。。


「睡龍教」か。。。


そこで僕も飲んでみるものの。。

美味しくない。。。なぜだ。。

僕好みの味ではない。。


意味がわからない。。。


きのこ「香茸(コウダケ)」

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これは東北の直売所に行った時に天井から不気味に乾燥したきのこがぶら下がっていた。。

香茸(コウダケ)というきのこで炊き込みご飯にして頂くという

意外と高級で乾燥した小さいものでも二千円〜三千円くらいするし

いいものだと五千円くらいする。(上の写真だと1万円くらいはするだろう)

そんな香茸(コウダケ)に興味を持ったのが

地元で山菜の話をしてくれた同級生の親なのだが

彼らは両方とも東北出身で香茸大好きだけどもなかなか売っているのをみない。。と話していて

それならばとお土産で買って行ったものだった。

普通の人はきっと好きではないと思うと同級生のお母さんが炊き込みご飯を作ってくれて頂きました。

「結果。。申し訳ないけども。。まったく美味しくない。。」

もう意味がわからない。。

きのこも美味しくないしご飯も真っ黒になるし味もない。。

そして高価なのだ。。


でもそのお店のおばさんも言っていたことだけども

東京からこちらに来て帰り道に寄って香茸を見ると

喜んで買っていく人が多いという。

特に香茸を小さい頃に食べていて今は都会の方に住んでいる人にはたまらなく食べたいきのこのようだ。

それは松茸や椎茸や舞茸よりも比べ物にならないくらいに価値があるようだ。


だから僕は「コウダケ教」とも呼ぶ。。


これらを総合すると日本酒は別として

小さい頃に食べていたかいないかが大きく関係している

そして味覚がやっぱり違うのだろう。


小さい頃に食べたことがある人はきっとその香茸が持つ味を感じる取ることができているように思える。。

ハタハタも同じで一般の人にはわからない卵の味が小さい頃から味わっている人はわかるのだと思う。。


幼少期に多くの器官の成長期でありその時にどのくらい鍛えられるか。。

例えば絶対音感などは耳だが大人になってからではほぼ絶対音感になるのは不可能とされている。。

一般の人には聞き取れない音程を聞き取れる感じと同じように味覚もあるのではないかと思う。。

英語の発音や音もまったく同じで大人になってからでは英語だけでも聞こえない音がたくさんある。


一体ハタハタや香茸に含まれている僕にわからない味覚成分は何なんだろう。。


悔しすぎる。。。


もし機会があったら試してみて感想を聞かせてください。


少しでも役に立てたら嬉しいです







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Issei 世界旅人
全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。