「やりたいことがありすぎる」わたしが自分の生きやすい生き方を選ぶには
これは、『世界は夢組と叶え組でできている』を読んだ「夢組」の私が、自分の中の「叶え組」に気づいた話です。
「夢組」と「叶え組」
本書は、著者の桜林直子(サクちゃん)さんのnoteがきっかけとなり今年の3月に書籍でも出版されたばかりなので、知っている人も多いと思います。
そのときのnoteがこちら↓↓
私はたまたま書籍発売のタイミングでTwitterでこの記事を知り、すぐに電子書籍版にて購入して読んでみました。
本書では、「やりたいことがある人」を「夢組」、「やりたいことがない人」を「叶え組」と名前をつけて紹介しています。
本を読む前、私は疑うことなく自分は「夢組」だと思いました。
というのも、私はこれまでの人生、自分のやりたいことのために生きてきたし、むしろみんなそうだと思っていたので、「夢組」と「叶え組」という分類を目にしたときに、え?「やりたいことがない人」って存在するの!?という驚きすら感じてしまったほどです。
初めの印象では、この本は「叶え組」の著者が同じく「やりたいことがない人」に向けた優しい考え方の本と感じましたので、私はもしかしたらこの本のターゲットではないかもしれないと思いました。
ですが私は「叶え組」の人たちはどういう考えで生きているのかがとても気になったので、その好奇心から読んでみたのです。
思いがけない発見
読み進めて行くと、私はますます自分はやはり「夢組」だと思いました。
本書の中に『やりたいことを100個書く』という項目があるのですが、私も実際に書き出してみると、止まることなく簡単にやりたいことを100個書くことができました。
また、これまでの人生を振り返っても、将来叶えたい状態よりも今の自分が心からやりたいと思う行動の欲で動いてきたとも思いました。
ですが、さらに読み進めていくと、あれ?わたしって本当に「夢組」かな?と自分の中に疑念が湧き始めたのです。
私は、自分は「夢組」だと思うのにどうしてそんな疑念が湧くのだろうかと考えました。
考えてみると、やりたいことは常にあるのに、そのやりたいことが満足にできていない自分に気がつきました。
私は好きなこと・やりたいことが多すぎて、その時々のやりたいことを選択して生きているうちに、20代後半の現在に至るまで「本当に一番やりたいこと」を決めきれずに生きてきたのです。
しかし今の私はどうだろうか?
私は現在の世界的パンデミックの状況下でカナダで隔離生活をしており、自分自身と向き合う時間の中で、自分が一番大事にしているものはなんだろう?自分が得意なことってなに?自分がやりたい仕事ってどんなこと?と毎日のように考えていました。
そう考える前は、カナダの次はニュージランドで暮らそう!と自分のやりたいことに向けて動いていましたが、自分の心と向き合う中で私は自分が将来叶えたい状態を考えるようになっていました。
そしてその状態を叶えるために、自分のやりたいことの中からできそうなことを今やるという選択をしたのです。
これはまさに、本の中でいうところの「叶え組」の考え方を取り入れた思考でした。
そうか、私は完全なる「夢組」から「叶え組」の思考も取り入れるようになっていたのかと気がつきました。
私の根本が「夢組」であることは変わらないけれど、やりたいことが多すぎて決めきれない優柔不断な私にとっては、「叶え組」の思考を取り入れることで、「やりたいこと」と「将来叶えたい生き方」のバランスを保った生きやすい選択ができるようになると感じることができたのです。
これは、本書を読まなければ自覚できていなかったことかもしれません。
自分の中の「夢組」と「叶え組」
著者は最後に、”自分も「夢組」と「叶え組」でできている”と言っています。
確かに、私自身も仕事に関しては「夢組」でも、恋愛に関しては心が動かないことが多く「叶え組」かもしれない、などと感じました。
初めに本書を読む前は「叶え組」の人に向けて書かれた本だと思っていましたが、実際に読んでみると、これは「夢組」の人にも「叶え組」の人にも発見がある内容だとわかりました。
なぜなら、自分の中にも「夢組」と「叶え組」があるのだから。
つまり、すべての人におすすめしたいと思える内容でしたので、noteにて読書感想文のように書きつづってみました。
やはり人の考え方に触れることで自分を再発見する感覚は何度体験しても楽しいものですね。
著者の桜林直子(サクちゃん)さんには、言葉で残してくださりありがとうございますとお伝えしたいです。
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