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本を読むということ【副業ライティングで月38万円⑤_閑話休題】

いきなりですが、皆さん本読んでますか?

私はライティングを始めるにあたり、休みがちだった読書にいそしむようになりました。

たまに小難しい本を読んだりしますが、今回は最近読んだ本で良かったものを好き勝手に語っていきます。

ちなみにほかのシリーズはこちらから読めます。
よかったらどうぞ。



SF、ラノベ、ノンフィクション

直近読み返したマンガからまずひとつ。

『彼方のアストラ』篠原健太 集英社

直近読んだのは『彼方のアストラ』という少年漫画です。

以前買っていたのを読み返したのですが、何度読んでもマジで面白いです。

全5巻という巻数の少なさに反比例するほどの内容の濃さ。
最初読んだときは衝撃を受けました。

私は本を読み返すことはほぼないのですが、このマンガはたびたび読み返すほど好きです。

もともと週刊少年ジャンプで『SKET DANCE』を連載していた篠原健太さんの作品で、もともとスケダン好きだった私は1も2もなく購入。

SFに全くなじみはなかったですが、この人のギャグセンが本当に好きですんなり世界観に入っていけました。

同じ学校に通う少年少女が急に宇宙空間で孤独な旅をするハメになるのですが、随所に張り巡らされた伏線と、それを見事に回収していく山あり谷ありのストーリー展開にやられます。

少年マンガでは不人気なSFを過不足なく5巻でまとめあげ、見る人を欺き続けるジュブナイルSFミステリー。

未読の方はぜひ。

『やがて恋するヴィヴィ・レイン』犬村小六 小学館


続いてはライトノベル、ガガガ文庫から『やがて恋するヴィヴィ・レイン』です。

正直これはゴリゴリのライトノベルなので、結構読む人を選びます。
ファンタジーとボーイミーツガールと戦争と銃火器が好きならおすすめです。

たぶん『コードギアス』あたりが好きな人は楽しめると思います。

こちらは『とある飛空士への追憶』で有名な犬村小六さんの作品で、私は作者のファンなので躊躇なく購入しました。

全7巻あるのでなかなかのボリュームですが、私は次読みたい読みたいとなりながら楽しく読破しました。

殺人犯の烙印を文字通り顔面に押された少年が、義妹の遺言を頼りに世界をぶっ壊すお話です。

この人の作品は基本的にジャイアントキリング、劣勢から窮地を脱する痛快な描写が持ち味になっています。

浮浪児として今日を生きるのも必死だった少年が、身一つで広大な世界の形そのものを変えていく過程は見事の一言。

自己啓発本とかに飽きている人におすすめです。

ちなみに挿絵の岩崎美奈子さんは英雄伝説やルーンファクトリーのキャラデザをされていたそうなので、そのあたりが好きな人も見る価値ありです。

『フェルマーの最終定理』サイモン・シン 新潮社

最後は突然のノンフィクション、サイモン・シンから『フェルマーの最終定理』です。

Youtubeを見ていてふと目に入ったので購入してみました。

私は生粋の文系人間、数学は数学Aで諦めた人種なのですが、それでも結構楽しく読むことができました。

数学に疎い人間でもフェルマーの最終定理、というとなんとなく聞き覚えがあるのではないでしょうか。

この作品は元イギリスBBCの記者であるサイモン・シンが、フェルマーの最終定理が証明されたことを起点とし、徹底的な取材と調査によって書き起こされたノンフィクション本です。

17世紀にアマチュア数学者であるピエール・ド・フェルマーが本に書き残した一節の証明。

現代にいたるまで証明されなかった数学界究極の謎ともいうべきこの定理を、イギリスのアンドリュー・ワイルズが証明に至るまでを描いています。

この本の魅力はなんといっても”主人公が今まで倒れていった仲間の力でラスボスをやっつける”熱い展開です。

オイラーやガウスなど著名な研究者たち、歴史の中に消えていった天才少年のガロア、突如予想を立てた同胞を失った志村五郎。

フェルマーの最終定理を解けずとも、彼らが残した研究は定理を証明する大きな礎となっていました。

彼らの足跡を現代を生きるワイルズがまとめあげ、8年間の集大成としてフェルマーの最終定理を証明してみせた。

胸が熱くならずには読めない、数学的素養がまったくなくとも楽しく読める。

ノンフィクション作品としての傑作、ぜひおすすめです。

まとめ 気分転換に本を読もう

今回は趣向を変えて、最近読んで面白かった本を紹介してみました。

実際、ライティングを始めてから言葉そのものに興味が立ち返るようになり、同時に本を読んでみようという欲が強くなりました。

最近はYoutubeを見るのも2倍速で見て、ちょっとした時間の隙間にスマホで適当なコンテンツを消費する生活をするようになっていました。

しかし本は消費するのに文字を追う必要があり、その分時間がかかります。
それによって自分の頭で考える余裕が生まれるので、すごく文化的な生活をしている気になります。

特にノンフィクション作品とか読んでると顕著です。

「あー俺ノンフィクションの本読んでるー賢いなーこれ」

このように俗物が高尚な本を読んでいる図をメタ的に見るのも楽しいのでおすすめです。

今は『誰が音楽をタダにした?』を読んでいます。
『銃・病原菌・鉄』や『火星の人』あたりを積んでるので早く読んでいかなきゃ・・・!

みなさんのおすすめのマンガやラノベ、小説や新書などあればぜひ教えてください。

それではまた。

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