社会性って なんだろう
次男が初めてうけた療育は市の療育センターでの療育だった。
本来小集団(3〜5人程度)らしいが、その時はできたばかりのコースだった為か息子一人であった。
結果45分間ダッシュで何度も扉をあけて玄関へ行き帰ろうとする息子をほぼ追いかけ回すだけで終わった。
仕事を休んで行った初めての療育は、ただただ疲れるだけで終わった。
その時、「社会性や協調性を身に着けて周りと同じことをする為には必要なプログラムなんです」という返答に疑問が残った。
施設で保護者の面談をしているとこういった経験をしている親御さんは一定数いる。
この違和感は私だけじゃなかったと安堵した。
嫌だ!と必死に訴えていることを無視して玄関に鍵をかけてでも興味のないプログラムをうけさせることが療育なのだろうか?という疑問だ。
そのあとに通うことになった神戸にある「発達支援ゆず」の療育が私の思いと合致した。
ひとりひとり課題は違うので個別療育なんです。
型にはめないその療育が私がたちあげにたずさわった療育の原点ともなった。
仕事をやめて、様々な研修セミナーをうけているが、その中でも
作業療法士 定金さん講師の「赤ちゃんの社会性はどのように発達するのか」
という講義は どんぴしゃでもっと早く聞きたかったという内容だったので紹介したい。
私は何より、長男に謝りたくなった。
いや、実際次の日謝っては、なに?どうした?といった反応をされたw
二度と戻りたくはないと思っていた暗黒の長男の赤ちゃん時代に戻り育児をやり直したいとさえ感じた自分がいる。
そう、知ってるって、大切。
講義の内容は、そもそも社会性とは何なのかという辞典レベルの話から具体的な脳の解剖まであり。
人間には、本来動物的に群れをなす性質があり、ヒトはみな社会性をもってうまれてきている。
そう、わざわざ大人側が手取り足取り教えなくても社会性は育まれていくということがわかる。
療育施設で働いていると、集団行動をできるようにしてほしいといった要望を一定数もらっていた。
また、療育施設によっては椅子に座る練習をしたり、サーキットをつくり順番をまもる練習をする。
そこには、大人の大きな声がもれなくついてくるという現状がある。
恥ずかしながら、初めて保育士として勤務した療育施設で受けた印象は大人の指示に従わせる事が療育なんだ=社会性を身に付けるという事なんだという認識があった。
特に未就学の子供は恐怖からその時だけは言うことを聞き大人の指示に従えるようになる。
その様子を保護者はみて、幼稚園や小学校に入る前に「椅子に座れている」「みんなと一緒に運動している」「社会性が身に付いている」=療育のおかげだ!と喜ぶという姿があった。
今回講義をうけて、こういった「発達の知識」を知っていれば、私のように少なからず親側の認識は変わる。
そして、子どもにあった療育施設探しにつながることができるのではないか。
療育で苦しむ親子を少なくすることができるのではないか。
学びを深めたいそしてこの思想をひろげたいと思った。
赤ちゃんの社会性は 養育者が始まりなんだということ。
まずは、家庭からが大切なんだ。
でも、わたしも仕事だとあれこれ言わないこと待つことはできるのに、これが、なぜか我が子となるとついつい色々言ってしまう。
だからこそ、決して、ママ1人だけでがんばるのではなく、いろんな人と助け合いながら育児をしていくことが大切で、そのひとつに療育などの発達支援はあるんだと思う。
そして、それこそが、人間本来の社会性なのかもしれない。
講師の定金さんをインスタで発見し、申し込んだ「MIGAKUメソッド講座」
今は主婦となった私にとってはガクブルな講座料金だったのですが、今回の講義を聞いて早くも11月が待ち遠しい!!
知識をつけて、発達障がいがあっても幸せな子育てをしていきたい✨🎵
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